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お金を知る【マンションの修繕積立金について】

マンションを購入すると、管理費とあわせて「修繕積立金」を毎月積み立てていくことになります。 入居者にとって修繕積立金は月々の負担にはなってしまいますが、マンションの共用部分の修繕・維持管理、そして不動産としての資産価値を維持するために、とても大切な役割を果たしています。

修繕積立金とは、分譲マンションの外壁・屋根・エントランス・エレベーターなどの共用部分を中心に修繕工事や維持管理を行うため、入居者全員が負担する積立金のことを指します。

マンションの共用部分とは、特定の入居者だけでなく、全員が日常的に使用する場所を指します。対して、それぞれの入居者が個別に使用する居室などを専用部分といいますが、専有部分はマンション管理組合が実施する修繕工事の対象にはなりません。

修繕積立金は2年、3年先の修繕工事のためだけではなく、15年や30年先のスパンを見すえ、長期間にわたって安心安全に住まいを維持するために積み立てられます。
修繕・維持管理に必要な費用を一括で集めてしまうと、入居者の金銭的負担が大きくなるため、毎月少しずつ長期に渡って費用を集め、積み立てていきます。
管理費、住宅ローンと並び、物件購入後も入居者が支払い続ける必要のある費用の1つです。

なお、原則として管理費や修繕積立金は返金されません。マンションを売却しても、積み立てたお金は返還されません。

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