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「投票したら終わり」じゃない。明日からの石川県に必要な『政策起業』という考え方


石川県のみなさんへ。

今日、3月13日は石川県知事選挙、金沢市長選挙、輪島市市長選挙、金沢市議補欠選挙の投票日ですね。

まだ投票がお済でない方は、ぜひ投票に行ってください。

「自分の一票なんかじゃ何も変わらない」なんてことはないです。みんなの1票1票の積み重ねが選挙の結果を作ります。

「投票したら終わり」じゃない

さて、投票がお済のみなさんの胸には、いまどんな気持ちがあるのでしょうか?

今回の選挙では、県政・市政といった『身近な政治』について考えた人が一気に増えたように思います。

明日には選挙結果が出ます。
結果を受けて

「自分の推しが当選した!これで安心だ」と放念するのではなく。

「推しが当選しなかった、もう興味失せた」とあきらめるのでもなく。

「誰がなってもどうせ変わらない」と失望するのでもなく。

誰が知事・市長・市議になったとしても、その仕事をチェックし、自分たちの困りごとや、不条理を変えるために声を上げる、それもまた県民・市民として必要なことだと思います。

じゃあこれからどうしたらいいの?

自分たちの困りごとや、不条理を県政や市政に反映するにはどうしたらいいのか、その答えの一つを示してくれている本があります。

駒崎弘樹さんの『政策起業家 ――「普通のあなた」が社会のルールを変える方法』(ちくま新書)です。

政策起業家とは、民の立場で社会のルールや制度を変え、時には新たな法律まで作ることができる人のこと。

社会のルールとか制度なんてそうそう変えられないでしょ、まして法律なんて、と思うかもしれませんが、この本の中では実際に民間人がルールを変えていくさまが実録として書かれています。

”保育園に入れなかったから復職をあきらめた”

”保育士が不足しているのに保育士試験は年に1回しかない”

”医療的ケアのある子どもが保育園に入れない”

”男性が育児に参加しない”

”双子のベビーカーがバスに乗れない”

「あるある、これまでそうだったからしょうがないよね」で、済まされそうな物事の、根底にあるルールを変えていった手法が克明に描かれている本です。

『政策起業家』という考え方を今の石川にインストールしたい

この本の中に、選挙を終えた石川の皆さんに届けたい言葉があります。

 今のままだと、子どもたちは私たちが生きた時代よりも、確実に貧しく、学ぶ機会が乏しく、未来への希望を持ちづらい時代を生きざるを得ないだろう。

 私たちは、子どもたちにそんな日本を手渡していいのだろうか。
 そう、もはや「偉い人たち」に政治と政策を任せ、自分は日々の持ち場で真面目に頑張ろう、ということでは足りないのだ。我々もまた、政治や政策を担う主体として参画し、当事者として日本を少しでもよりマシな国にするために知恵を出し、手を動かさないといけないのだ。
 参画と言った。今でもちゃんと選挙に行ってるじゃないか。それ以外に何を?
 いいや、残念なことに単に4年に1回の選挙で投票に参加するだけでは、「足りない」のだ。投票以外の回路で、民主主義に参加しなければならない。
 その方法が政策起業だ。

『政策起業家 ――「普通のあなた」が社会のルールを変える方法』(ちくま新書)p.257-p.259 


この本でも紹介されていますが、

「あなたがこの世界で見たいと願う変化に、あなた自身がなりなさい。」

というマハトマ・ガンジーの言葉があります。

皆さんの身の回りに、変えたい現実は転がっていないでしょうか?どこかで耳にはしたけど、そのままにしている課題はないでしょうか?

空き家が増えて治安に不安を感じる、公共交通が使いづらい、教育の質の低下が心配、生活の困窮をひしひしと感じる、地域の商店街が衰退していく、などなど……。

新しいリーダーに任せればOKではなく、誰が知事・市長・市議になったとしても、自分の願う社会の姿を自分の手で作っていく。

そんな気持ちが、明日からの石川県には必要です。

まず自分たちから動こうーー“WePolicy”を発足

そこで、まずはこの政策起業家の考えを体現するべく、石川県内の企業で働く会社員2名で任意団体”WePolicy”を発足しました。

👇WePolicy発足メンバーについてはこちらをご参照ください。

WePolicyには、「投票したら終わりじゃない。私たちが政策を作る、変える、見守る、思い思いの政策への関わりをもつ」という想いを込めています。

そして、選挙から間もない今だからこそ、政策起業について多くの人に知っていただきたい。まずはそのための取り組みを進めていきます。


『政策起業家』の著者・駒崎弘樹さんのオンライン講演会を実現したい

『政策起業家』は、この選挙後の石川県にこそ必要で、多くの石川県の人に読んでほしい、と思っています。

そして、この『政策起業家』を100冊購入すると、著者の駒崎さんにオンライン講演をしていただくことができるそうです。

◎「『政策起業家』を100冊買ってくれたら無料で講演します!キャンペーン」始めましたっ!!  拙著『政策起業家』( https://florence.or.jp/lp/seisakukigyoka/...

Posted by 駒崎 弘樹 on Saturday, February 12, 2022

石川県にお住まいの皆さんと、この本を100冊購入し、直接駒崎さんのお話を聞く機会を作れたら、と思っています。

そのためのステップとして、まずは講演あるなら聞きたいよ、という方を100人集めたいと思います。

講演を希望される方は、ぜひ下記のフォームからお知らせください!

(現段階では本の購入は必須ではありませんが、講演が実現した際には購入を証明する画像の提供をお願いする予定です)

任せるだけではなく、自分たちで変える。自分たちから変わる。

そんなマインドを、石川県に広げていきたいと思います。

WePolicy発足メンバー 金原竜生 須田麻佑子


※申し込もうかどうか迷っている方向けの参考ページ

なぜいま政策起業家が必要なのかについて知ることができます。

【「政策起業家」出版記念対談イベント】クソくらえなルールを変えるのは、君だ!(ライブ配信)2022年2月10日(木)19時〜

本の内容を詳しく知りたい方はこちら


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