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岸辺露伴ルーヴルへ行く、を見て。

初ノートなのに、作品への愛を語り出します、Ayuです。

昔は出身大学、学部的にも年間で映画何本も見るようにしていました。
脚本や演出、カメラ割り、衣装や照明、音楽の用い方…こうなのかな?と考えるのが楽しい人でした。

好きなジャンルはミステリーかサスペンスだけど、
大学時代はほんわかディズニーや恋愛もの、苦手なジャンル(ホラー寄りとか過激なサスペンス)も、映画好きな知り合いも多い学部だったので
勉強も兼ねて色々見てました。

(ヒッチコックのサイコとかね、見たらお風呂入るの怖くなってた。
一番好きなのは探偵ものの人。感動もの恋愛ものは最近涙腺弱い。昔共感できなかったものも歳を重ね始めると共感の幅が増えて嬉しい。)


当時も作品見終わった後に1~2時間語る、とかをしてたんですが、
割と斜めに見ちゃう(敢えてそこに注目するの?とか言われる)タイプ。

紙で記録すると最近不便が生じたので、人間、頭の中で全てを覚えておくことは不可能だし、時が経って読み返す自分の記録として書こうかなと。

あと、とてつもなく駄文ですが、この子、こんな見方してるんだと暇潰しに読んでいただけたら幸いです。(本質的な感想は【過去と後悔】が主です。)


共感するとか、違う見方をしてるにしても、話すとか、語り合うって楽しいと思うから。何事も。

一人じゃ見えなかったものが、輪郭見えてく感覚が好きで、だからテンションあがるとマシンガントークだし、のオンライン版。笑

さて。「岸辺露伴ルーヴルへ行く」を鑑賞したので今までTwitterとかで
作品愛を駄文書き連ねていましたが、140文字で足りるわけもなく、読む専だったnoteを活用することにしました。笑


【岸辺露伴シリーズ】

リアタイはしておらず、好きな俳優さんの一人、高橋一生さんが主演ということでドラマ版を一気見したら、まぁなんと高橋さん自体好きなのに、「岸辺露伴」というキャラクターがなんとも好きで。

好奇心のままに動いて、怪異に突っ込んで、でも露伴先生だから事なきを得て、怪異との対峙のシーンはちょっと苦手なんですが、作品の構成然り、露伴先生と泉くんの関係もなんとも言えず好きで。

ハマった2日後くらいに、「あー見終わっちゃうもったいない」(好きな作品ほど終わらせたくない女。笑)と思ってたところに映画化のお知らせ。
5月になったら見るんだ!と心待ちにしていた作品でした。

(渡辺一貴監督と高橋一生さんって、おんな城主直虎からご一緒なんだな。とか思ったり。直虎で柴咲コウさん目当てで見始めたけど、え、政直役の人好き、となったのが推しになるきっかけだったり。)


【過去と後悔】

※ネタバレ含みます
今回の大きなテーマが「過去」と「後悔」。
露伴の過去も回想されつつ、誰しも生きていたら持つ「過去」に対する
「後悔」を幻覚として見せる怪異の最も暗い絵。

私なら何が見えるのだろうと思いながら、見えた「後悔」に苦しむことはあれど、それすら受け止めれるように、「あの時はこうだったけど、それに縛られるのではなくて、これからを見ること」とか

その「これから」。「未来」を見るにあたって、今後、「後悔」の少ない、私の意志で心の赴くままに、生きる選択をすることが大切なのかなと思わされた作品でした。

「後悔」があってもいいのよ。
きっと。
過去を悔やむではなく、
どう糧にするか。

全て忘れてと奈々瀬さんに言われても、忘れることを選択しない露伴先生。
想い出も感情もね、忘れてしまったとしてもまた蘇ることもあるものね。

露伴先生が黒い絵のことをふと思い出したように、少年時代ではどうにも解決しなかったものが、歳月を経て対峙し、向き合えるようになるものね。

高橋さん自身、「ジャンルとしてはどうしてもサスペンスとかそういう括りになるけれど、ジャンルだけに縛られるものでなくて、露伴の過去も描かれる中、人間の深いところを考えれる作品になれば」的なことをTwitterのスペースでおっしゃってた気がする(記憶うろ覚えです)

露伴先生ですら、怪異との対峙でハラハラしたのに、やっぱり泉くんはケロッと強いというか、ある種彼女にも憧れます。
後悔のない生き方なのか、素直にまっすぐに生きているのか、露伴先生すら感心させる面白い女性。
適当にあしらうけど、なんともあの関係性は素敵に感じます。

怪異と蜘蛛と暗がり(暗所苦手)はちょっと怖かったんですけど、最近よく悩みまくっている今、劇場で見れて良かったなぁと思える作品でした。


ここからはおまけ。

【ルーヴルと私】

今作で楽しみにしていた要素はやっぱり、パリ・ルーヴル。
5…年前?2018年11月にとてつもなく元気がない時に
友に連れてってもらった英&仏旅行でもうフランスに着いた時は1日しか
体力が持たなかったけど、モナリザもサモトラケのニケも見れて
人生でまた訪れたい場所の一つ。をまた見れる喜び。

あぁ!行ったところに高橋一生さんが立ってる!と
キャッキャしながら見ていました。笑

というのはさておき。作中フランスの若者に服装を指摘する露伴先生。
「先人の作品に対して敬意を」的な台詞があり、あぁぁこういうとこも好き。と思いました。

基本はゆるゆるなので、人に対しては何を楽しむにもTPOあってたらOKで強要しないのですが、自分に対してはより一層その世界を楽しむ服装というか、心の準備?みたいなものを大切にしています。遠足前の荷造りに似ている。

おしゃれさんな友と違って全然お洋服少なめだけど、持ってる中ならこれかなとか、纏う色とかテイストとか、考えるの楽しいです。

ほんとは奈々瀬さん的な紺の配色も悩んだけど、露伴先生といえば、泉くんだなと思い、泉くんルックで臨みました。笑

欲をいうと、もう少しルーヴルとかパリの描写欲しかったけど、尺的に露伴先生の過去とか諸々入れてるからあれが限度だったのかなと思ったり。
ほんと美しい場所です。

【色について思うこと】

・黒い絵、がモチーフなだけに、要所要所のシーンの「闇」が暗くて、回想での部屋のシーンとかルーヴルの倉庫のシーンとか。
中学校くらいから光の刺さない真っ暗闇が苦手なのだけど、黒は光を反射しないから、そこにあるのか分からない的なくだりを聞いて、あ。真っ暗闇で今自分がどこに立っているのか、私は目を閉じているのか開いているのか分からなくて、急に過呼吸になるのは、自分の存在が真っ暗な闇に飲まれしまう感覚を持ってるからなのかなとか思いました。

・露伴先生はドラマ版同じく「白」と「黒」ベースな色味で、光と闇を持っているというか、今回の怪異ははっきりと「黒」ってワードが使われているから、露伴先生すら飲まれそうになるけど
泉くんはドラマ版のフリフリより、ちょっとエレガントな「紫」で「紫」って古来から高貴な色、神秘的なイメージの側面もあるので、怪異からしたら近寄り難いのかな、なんて思ったり。


思いついたことの書き連ねでした。こういう記録も不定期に
映像作品や音楽に対して書けていけたらと思っています。
作詞は別アカでし始めたらお知らせします。
ここまで読んでくださってありがとうございました。まる。

フランス語、勉強したくなったし、原作でも読みたくなってるAyuでした。


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