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女70代の女子会

今の70、80、いわゆる団塊世代の人たちが恐ろしく元気だ。
個人差があるのかもしれなけれど、私の親をはじめ、仲間とかご縁とか家族以上に大事みたい。孤立孤独は敵と言わんばかりに自分の所属をあちこちに増やしたり、昔からの知り合い、仲間、友達、時を経て続く、続く、続けてる。

私には信じられない。

ご近所さん80歳は、子供の幼稚園からの保護者友付き合いがずっとあり、ご主人亡くしてからもずっと心の支えとか。習い事やサークルの仲間もしょっちゅう遊びに来ていて訪問者0の私より安心の一人暮らしをされている。

昔ママ友今や老後の友。
アンビリーバブル!

母が久々の女子会でランチ、と私も子供の頃から知っているおばさま方が相変わらず元気そうで、昔よりちょっとお年を取ったかなくらいで、着ている服も昔と変わらず高齢者には全く見えない写真を送信してきた。
携帯で撮った写真をサッと添付して送信できる母。
あんなにアンチデジタルだったのに。とにかく電話より楽なラインで年取ってからの方がコミュケーションを積極的に取ろうとしてくる。ええ、うざいほど。

体力もすごい。
ジョギングやウォーキング、ラジオ体操、畑仕事。おそらく自分たちの親の老後の姿を目の当たりにして、教訓にしているんだと思うけど。

だから、

私は老けてなんかいられない。70代と並んだ50が同じに見えたら最悪だから。50の私が足腰衰えて70代の親がピンピンしてたら悲劇だから。
いいのか悪いのか。
老いに抗う必要があるのも気が休まらない。
しかも自分の元気と若見えを競ってくる。多分気分は50代なのだろう。

私は女子会、ママ友会なんて心から笑えるいい思いをしたことが少ないので、今はコロナを経てすっかり孤独を飼い慣らしている。もはや女が集まって喋ることが恐怖であり、違和感でしかない。でも、母を見ていると、子供の頃、私にあんなにAさん、Bさんの愚痴を言ってた割には結局続いているので、張り合いながらもそれが生きる張りなんだろうな、という気がする。ヘアスタイルや着る服だって女性会となれば気合が入るだろうし。

そういう気概みたいなもんが、今の私には欠如している。自分のストレスとハピネスを天秤にかけて、付き合いの中で何度か嫌な言動を受けてしまうと関係性を回避してしまい、そのうち疎遠にしがちだから。

それを乗り越えて続く人間関係、果たして70の私の身に起きているのか。   無理だろうなぁ。

70代、見た目も行動も若く元気な分、自分の行く末が怖い親の話。


日々是感謝 羊


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