「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」を見たよ

令和になってシティハンターの映画を二週連続で見ることになるとは思わなかった…。

前回の記事でフランス実写版が有料レンタルのみと書きましたが、2/1からAmazonプライムの無料配信対象になってました。

結論から言うと、めちゃくちゃ面白かったです。アニメ映画は100点満点中100点取ってましたが、これはそれを軽く上回る面白さだったな…という感想。

ここからはネタバレ全開で面白さポイント語っていきます。

あんまりネタバレするのは好きじゃないんですが、こうしないと多分面白さを100%伝えるのって難しいので…。ということで容赦なくネタバレしていくので、ご注意&ご容赦ください!(でもストーリーの流れ的にはネタバレしないですし、中盤まで見てたらオチも大体予測できる範囲内です)

開始三秒で爆笑&アクション

最初のカットは病院の手術室。最初のセリフが「下に履いているものを脱いでください、モッコリーさん(注:人名です)」。これ日本人だから分かるけど、フランス人なんもわからんでしょう!(笑)
その後手術室のドアが開いて、海坊主とリョウが突っ込んでくる!
アクション自体もカンフーめいていてかっこいいのですが、モッコリーさんの股間に置かれた拳銃を取り合うあたりで心電図がち○この形に動いたり、しょーもない小ネタを挟んでくるのも笑うところです。

100tハンマーの扱い方について

原作の香のイメージって、やっぱり100tハンマーですよね。ただ実写でそのまま100tハンマー持ってたらどう考えてもおかしい。でも実写化するにして、リアルじゃないから出さないというのはおかしい。じゃあどうするのか。監督はこうしました。
「リョウが隣の部屋のバスルームを覗くために壁に穴を開けた(そのためにスレッジハンマーを事前に用意していた)」→「気づいた香がキレて部屋の中でハンマーを振り回す」→「リョウは余りに怖かったため、あとのシーンで100tハンマーを持った香を夢の中で見る」
っていう流れなんですよ。ちゃんと因果関係があって、かつ夢の中とすることで100tハンマーを無理なく持たせることに成功してるんですね。すごくないですかこれ!

ラストの素晴らしいガンアクション

ガンアクションの良さって言葉で説明するの難しいと思うんですが、この映画のガンアクションはほんとに良かった。
絶体絶命のところでリョウが香の足に隠された銃を手にとって反撃(この時リョウは足の間から撃つイメージ、なんか分かりますよね!)。その後も背中合わせになったり抱き合うような形になったりして反撃していきます(書いていて思ったのですが、このシーンはその前に出てきたダンスシーンと対になっているのかもしれません)。
当然ミサイル弾を狙撃するシーンもあって、ああこれは確かにシティハンターだ!と唸らされます。

美しい伏線が張り巡らされた脚本

最初に依頼人が「○○という腕前を持つ凄腕らしいな…」みたいなことを言うんですが、それが実は伏線になってて、最後の決着シーンで活きてきます。
これはさすがにネタバレ気味なのでこれ以上の言及は避けますが、「ん?…ん???…!!ああ!あの言葉ここに繋がってたのか!」って驚くのでお楽しみに!

その他、愉快なエピソード

この項目、ネットで聞いた真偽やぶさかならない話題も含まれているので、ほんとかどうかは責任持てません。でもあってもおかしくないな、というエピソードばかり。この項については肩肘張らずお楽しみください、ということで。

主演俺、監督俺、脚本俺、ヒロイン嫁
主演、監督、脚本のラショーさんは子供の頃からシティハンターに憧れ、映像に携わったころからずっと作りたいと思っており、自作の脚本で原作の北条司にプレゼンしにいったとのこと。
香役の女優さんは正確には嫁ではなく同棲している内縁の妻という感じらしいのですが、ヒロイン役が見つからず奥さんに土下座して頼んだところ、ビンタして許してくれたそうです。

自分以上にシティハンターを好きなメンバーが集まり、監督が悩む
そんな監督なので、当然まわりにもシティハンター好きが集まってきます。あまりにもみんなシティハンター好きだったので、「おれなんかが撮っていいのかな…」と悩みだしたとか。

細かすぎる日本漫画ネタ
バーで「らんま」というウェイトレスに1/2パイントのビールを頼んだり、どう見ても亀仙人なモブキャラが南国のビーチにいたり…。その他にもアニメハックの記事には色々記載されてました。

こだわりのあまりエッフェル塔を消す
ロケはフランスで行われたので、どこから撮ってもエッフェル塔が写り込んでしまいます。でも新宿には当然エッフェル塔はない…。CGで頑張って消したとのことです。


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