枕が不要の人は、枕でストレートネックになりますよ
毎週土曜日は、生活に役立つ情報を配信しています。今回は、【マクラとストレートネックの関係】についてシェアします。
ストレートネックとは
大前提として、ストレートネックは以下の条件を満たしたものをさします。
①首がそり返りを失い、真っ直ぐになっている状態
②自動・他動で、首を反らすことができない状態
ちなみに、レントゲンで確認できるのは①だけで、②を確認することはできません。
正確に診断するためには、先生が実際に首を動かし、本当に反ることができないかを確認する必要があります。
なぜ確認が必要か?
もし「片目を閉じた写真」を見た人から、「片目見えないの?」と言われたら違和感がないですか?
「いやいや、ウィンクしてるだけでちゃんと見えてるよ。確認してから言って!」
って伝えますよね。
レントゲンは、骨を写すことができる「写真」です。
たまたま、視線が下を向けばストレートに写る可能性はあります。
疑いがない場合はいいですが、疑う場合は別の手段で再確認してはじめて判断するのは当たり前だと思います。
首の場合は、実際に先生が関節を触診しながら、動くかどうかを確認します。
マクラの役割
【マクラの役割は、寝た時に首が休まるようにすること】です。
⇧のように寝た場合、明らかにBの人は辛いですよね。つまり、Bはマクラが必要なタイプです。
マクラをすることで、Aの方と同じ様に首を休ませることができます。
しかし、もしAの方がマクラをしてしまうとどうでしょう?
睡眠中、ストレートネックの方と同じ位置に首を置き続けることは、体に良いことでしょうか?
姿勢の悪い人に、「姿勢をよくしなさい」とは言いますが、姿勢の良い人に「姿勢を悪くしなさい」はおかしいのと同じです。
つまり、Aはマクラが不要なタイプです。
まとめ
(✕)マクラは、あってもなくてもいいもの
(◯)マクラは、必要な人がやるもの
(○)マクラは、必要ない人はしてはいけないもの
もし、レントゲン上はストレートでも、関節が動く場合は、【本当のストレートネックではない】ので、マクラをすることでストレートネックになる可能性が高くなります。
ちなみにストレートネックは、立位では分かりません。
必ず寝た状態で判断してもらうようにしましょう。
ではまた
ストレートネックを触診で見極められるようになりたい方へ
僕のnoteでは、触診技術をイチから学べるテキストを販売しています。
ストレートネックは【上級】まで習得すると、簡単にわかるようになります。
触診技術が足りない段階で、いろいろ考えても誤診するだけですので、一歩ずつ技術を高めることをおすすめします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?