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症例)いつもの逆をやったらいいんですか?

毎週火曜日は、症例とその改善のヒントを公開しています。

なぜいつも同じ側を使ってしまうのか?

みなさんは、左右どちらかに片寄る方がやりやすい事はありますか?

・カバンをかける時の肩
・足を組む形
・立っている時の重心
・子どもを抱く時の手 など

これらは、カラダの歪みが原因で起こることは知られていますが、この「原因には2通りある」ことはあまり知られていません。

今回はこの2通りの原因と、それぞれの対処法をご紹介します。

A:同じことを繰り返しおこなってきたから

これはいわゆる「トレーニング」と同じで、カラダが無意識に反応できるまで、繰り返してきた結果です。

【特徴】
・普段は歪みが少ない
・ぎこちないが反対側でもできる
・反対側でやったことが原因で症状が起こることはない
【対処法】
・一方だけのトレーニングではなく、反対側でもできるように練習する
・矯正で治そうとすると、症状が出る体になってしまうので注意する

B:歪んでいる方が都合がいいから

これは、一方に片寄った「フォーム」や「姿勢」が影響したことで起こる現象です。

また、過去のケガや疾患、変形の場合も、このケースにあたります。

【特徴】
・普段から歪んだままになる
・反対側でやると普段とは全く違う形(フォーム)になる
・反対側でやったことが原因で症状が起こる
【対処法】
・反対でもできるように練習することが、症状の悪化につながるので、反対側でも練習する場合は矯正を受けてから行うこと
・セルフケアで治す方法はない
・もし疾患や変形が原因の場合は、歪みを治そうとしてはいけない

まとめ

たしかに、カラダは一方だけを多用していると、それが歪みの原因になります。

しかし一方で、カラダ(脳)は『必要で「わざと歪んだまま」を選択する場合もある』ということを知っておいてください。

結果が同じ様に見えても、原因が違えば、対処も違います。

何も考えず、同じ対処をしてしまうと、不必要な症状に悩まされる事になります。

まずは、自分の歪みがどちらのタイプなのかを知るところから始めてみてください。

ではまた

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