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発熱 - 7つの利点

Baby Step #4: Appreciate your fever - think of all the benefits.

久しぶりに熱が出ました。

Optimal Health Journey(最適な健康への旅)の中で、以前の私は「ああ、熱が出た!」と思ったらすぐに鎮痛剤を手にし、それを抑えようとしていました。熱の効果が切れるまで必死に仕事をこなし、その後また同じことを繰り返していました。
数日後、舌が白くなってきた頃に熱自体は繰り返さなくなり、それを完治としていました。

その行動が私の貴重な腸内細菌叢を破壊していたことも知らずに。

では、今はどうでしょうか?

今は、発熱したら「ありがとう」と思います。

特定の感染症に対抗するための「防御メカニズム」として捉えるようになったからです。熱がもたらす利点を考え、それに伴う不快感を受け入れるようにします。その間は不快感をファスティングの動機にし、できるだけ休息を優先します。映画を観るか何かをする場合でも、ブルブル震えながらでも横になり、乗り越えます。

もちろん、そのように対処できない日もあります。大事なプレゼンテーションの日に熱が出たからといって、何もかも放り投げるわけではありません。「あ〜ありがとう!」などと言って震えている場合ではありません。

私が伝えたいのは、熱は病気や一概に悪いものではないということです。それは私たちの免疫システムが自然に生み出す反応です。

この記事では、私が10年以上学んでいるDr. Eric Bergの「発熱の7つの利点」をご紹介します。

7つの利点

1. 病原体の増殖を制限する

発熱により、細菌やウイルスの増殖が制限されます。

2. 感染期間の短縮

発熱をすぐに抑えると、感染期間が延びる可能性があります。

3. 白血球の動員

発熱により、より多くの兵士が敵と戦うために動員されます。また、発熱は貪食作用(免疫細胞がウイルスや細菌を食べる能力)を高めます。

4. 炎症の抑制

発熱は病原体が死んだ際に放出されるエンドトキシンの影響を最小限に抑えます。

5. T細胞の増加

発熱はT細胞(免疫システムの一部)の増加を促します。

6. 病死率の低下

発熱をそのままにすることで、感染症による死亡率が低下するという研究結果もあります。

7. 免疫反応の刺激

発熱を促進することで、免疫反応が刺激されます。

いかがでしょうか。

身体の内側でこのようなことが繰り広げられていると思うと、少し安心感を得られるのではないでしょうか。

Wellness English Lesson

  1. Pathogens -  /ˈpæθədʒənz/: 病原体

  2. Inflammation -  /ɪnˈflæˈmeɪʃən/: 炎症

  3. White blood cell -  /waɪt blʌd sɛl/: 白血球

  4. Lukocyte -  /ˈluːkəsaɪt/: 白血球

  5. Phagocytosis -  /ˌfæɡəˈsaɪtoʊsɪs/: 貪食作用(どんしょくさよう)

  6. Endotoxins - /ˌɛndoʊˈtɒksɪnz/: エンドトキシン(内毒素)

エンドトキシン(内毒素)は、細菌が成長・分裂したり死んだりする際に放出される毒性物質です。細菌が人体に侵入し、死滅すると内毒素が放出され、炎症や免疫反応を引き起こすことがあります。内毒素は細菌感染症による症状や身体への影響に関与する重要な要素です。

今度発熱した時、ぜひ思い出してみてください✨

Chisa


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