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従業員のパフォーマンスは指標で測定・開示する時代【R4健康経営度調査の動画解説付】

R4年度の健康経営度調査が始まりました。

本記事では、従業員の業務パフォーマンスについて、具体的な対策方法も含め、みていきましょう。

【詳細な解説動画】
R4年度健康経営度調査【確定版】について、変更点や重点ポイントなどを詳細に解説するウェビナーを配信しております(30分)。
全体的な解説はぜひ動画を御覧ください。また、調査票資料も無料でご提供いたします。以下のリンクよりご視聴いただけます。
<URL>https://docs.google.com/forms/d/1TWzleB_g2tyC03NNy17M8-jNTPCPEca2ImPh1x18m3E/edit

【追加】従業員の業務パフォーマンスの指標

R3年度の調査票では「従業員の<生産性向上>」と記載されていた文言が、<業務パフォーマンスの向上>に変更され、具体的な評価指標の開示を問う設問で「ワーク・エンゲージメント」が明確に定義されました。
さらに、以下の3項目について、経年で数値を追うべき指標として実績値を開示しているかも問われています。

  • プレゼンティーイズム:健康の問題を抱えつつも業務を行っている状態

  • アブセンティーイズム:仕事を休業している状態

  • ワークエンゲージメント:仕事に対する熱意・没頭・活力の状態

R4健康経営度調査(素案)より、健康経営に関する指標の開示に関する質問


経年変化の把握・開示の設問は、今年度は評価に関係しないとされていますが、あえて取り上げられた情報は重要度が高いともいえ、今後評価に関わる設問になっていく可能性もあります。今から具体的に定量で評価できる指標の設定と実測値の開示に向けた運用を行う必要があるといえるでしょう。

【変更・追加】ストレスチェックは平均得点で具体的に評価

【変更】満足度と働きがいは平均得点に

ストレスチェックの結果に関し、「仕事に満足」「働きがいのある仕事」の項目が、R3年度では回答した人の割合だったところが、R4年からは平均得点に変更されました。

【追加】活力と熱意が評価に追加された

ユトレヒト・ワークエンゲージメント尺度の活力・熱意に相当する「活力がみなぎる」「誇りを感じる」の2項目が追加されました。こちらも平均得点を問うものになっています。

R4健康経営度調査(素案)より、Q66ストレスチェック実施結果の補足設問


1から8の項目に対する平均得点は、評価に直接の影響は及ぼしませんが、設問として明示されたことで重要視すべき項目と認識されている点には十分注意が必要でしょう。


【追加】満足度・信頼関係・活性度の評価測定

従業員の業務パフォーマンスや組織の活性度に関する指標として、具体的に測定・分析しているものを問う設問に、満足度や風通しの良さ、活性度など信頼関係やコミュニケーションに関する項目が追加されました。
さらには、具体的な状況を記述するよう求められています。

R4健康経営度調査(素案)より、業務パフォーマンス・活性度等の設問


業務パフォーマンスの定量的測定・評価で負担を減らすコツ

従業員の業務パフォーマンスや満足度・活性度といった心理面に関するものは、人に頼ったアナログの方法だと判断が入ってしまいます。このため、さまざまな定量的評価手法が開発されています。

一方、調査担当者や回答する従業員の負担を考えると、むやみやたらと調査を増やしてしまうとかえって満足度が下がり、本末転倒の結果を迎えてしまいかねません。
平常の業務で得られるデータを効果的に組み合わせ、最小限の負荷で回答を促し、自動算出させるのが理想的といえるでしょう。

アブセンティーイズムの評価測定方法

従業員のアブセンティーイズム(仕事を休業している状態)については、基本的に勤怠状況から把握することができます。
例えばWellGoでは、勤怠・健診・問診など既存の統計データから指標を作成し、さらに企業の平均給与から喪失金額を自動算出することで定量的な把握を行えます。

上図:R4健康経営度調査(速報版)より、Q70SQ1(a) 下図:Welloの算出画面イメージ


プレゼンティーイズムの評価測定方法

プレゼンティーイズム(健康の問題を抱えつつも業務を行っている状態)の測定は、従業員からの回答をもとに数値化する必要があるため、アンケート調査の手法も多様です。健康経営度調査票に記載されているだけでも6項目あります。各手法に特徴があって評価結果も異なるため、今後は統一されていく可能性も否定できません。

従業員に回答の負担を強いるわけですから、何より回答しやすい項目・簡単に送受信できる手法であることが求められます。
Wellgoでは、従業員が回答しやすいと評されている「東大1項目版」を採用し、アプリで簡単に入力でき、自動的に算出されるしくみとし、アンケートへの負担を軽減しています。

左図:R4健康経営度調査(速報版)より、Q70SQ1(b) 右図:Welloの入力画面イメージ


ワークエンゲージメントの評価測定方法

従業員のワークエンゲージメント(仕事に対する熱意・没頭・活力の状態)についても評価手法がいくつかあります。こちらも、従業員に負荷をかける調査ですから、回答しやすい項目で簡単に送受信でき、着実な効果を上げる手法を選びましょう。
Wellgoでは、Q66ストレスチェック実施結果の補足で今年度から追加された「活力」「熱意」で言及されている手法の「ユトレヒト・ワークエンゲージメント尺度」を採用したアプリで、簡単に回答・集計できるしくみにしています。

左図:R4健康経営度調査(速報版)より、Q70SQ1(c) 右図:Welloの入力画面イメージ



【動画解説】
R4健康経営度調査 概要の解説ウェビナーの開催

R4年度健康経営度調査【確定版】について、変更点や重点ポイントなどを詳細に解説するウェビナーを配信しております(30分)。
本記事は、特徴的な変更点のみをご紹介しています。全体的な解説はぜひ動画を御覧ください。また、調査票資料も無料でご提供いたします。
以下のリンクよりご視聴いただけます。
<URL>https://docs.google.com/forms/d/1TWzleB_g2tyC03NNy17M8-jNTPCPEca2ImPh1x18m3E/edit

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osamu.yajima@wellgo.jp (WellGo 矢嶋)までお問い合わせください。




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