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R4健康経営度調査 攻略法(2)健康経営ワーキングの速報でトレンドを把握

7月は、健康経営の年間計画に大きな影響を与える健康経営度調査を取り上げています。第3弾は、まもなく発表される「令和4年度健康経営度調査」の素案を前に、簡単に調査票の基礎知識をおさえておきましょう。

健康経営度調査のタイムスケジュール

健康経営度調査は、経済産業省が毎年実施するもので、8月末から10月下旬の約2か月間に行われます。昨年度(R3年度)の回答・申請期間は、8月30日から10月25日でした。
その前には、経済産業省の「健康投資ワーキンググループ」による検討会が開催され、年度ごとに調査内容と調査票のブラッシュアップが図られます。
昨年度(R3年度)は、7月19日にワーキンググループの検討会が実施され、調査内容の素案が発表されました。

2021年度(令和3年度)健康経営度調査の流れ ※昨年度のものです


健康経営度調査の取組みのポイント

健康経営度調査は、調査結果をもとに選定される健康経営銘柄や健康経営優良法人といった「健康経営のモデル企業」を選び出すためのチェックリストのようにみえますが、ほんとうに着目すべきなのは、毎年の調査で何が重要視されているかのトレンド情報です。

例えば、昨年度(R3年度)の調査では、調査内容としては、以下の点が変更されました。

  • 申請書、誓約書など紙書類の完全電子化

  • 調査票項目の絞り込み(198項目⇒176項目)

  • 40歳以上の従業員のデータ提供の必須化

  • 喫煙対策に関する取組みの認定要件(選択項目)に追加

  • 新型コロナウイルス感染症対策の項目の追加

また、各設問をみたときの注目点としては、以下の項目が回答必須となり、戦略的な健康経営を重要視していることがみてとれました。

  • 健康経営を経営戦略に位置づけているか

  • 社外に対し、健康経営の目的や推進体制を公開しているか

  • サプライチェーンへの支援を行っているか

  • SDGs/ESGの文脈で社会に寄与しているか

  • ストレスチェックの取組結果

  • 従業員の生産性/組織の活性度の指標

こうした調査票の変更点については、健康投資ワーキンググループの中で検討され、7月にはその年度の健康経営調査の素案が発表されます。
素案には、日本の健康投資(健康経営)で重視したい点が凝縮されています。発表されたらすぐに概要を確認しておきましょう。

R4健康経営度調査 概要の解説ウェビナーの開催

大手企業では人的資本の情報開示があたりまえになってくる中、健康経営に取り組んでいることを内外にアピールする絶好の機会です。
今年度の発表が行われる前のうちに、昨年度の調査内容をおさらいしてまもなく実施されるR4年度の素案の発表に備えましょう。

WellGoでは、健康投資ワーキンググループから素案(R4版の概要)の発表があり次第、昨年度からの変更点や重点ポイントなどを解説するウェビナーを開催いたします。
ウェビナーは、動画配信の形式で行いますので、お時間のあるときにいつでも視聴していただけます。

また、今月発表される速報版を受け、実際の調査が始める8月末に予定される本発表時にも同様のウェビナーを開催し、今年度の重要ポイントを詳しくお伝えいたします。

メールマガジンによるご案内もありますので、ご希望の方はお気軽に
osamu.yajima@wellgo.jp (WellGo 矢嶋)までお問い合わせください。




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