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食とリスペクト

少し考えさせられる出来事がありました。

私は日本生まれの日本育ち。生卵、納豆、味噌汁、焼き魚のような朝ごはんを食べて育ちました。昼は麺類ならなんでも。夕ご飯もまたまたご飯。いやー3食ご飯でも苦にはなりません。

私のアメリカ人の夫と娘には私の食生活はやや「奇妙」なのです。彼らは朝の焼き魚の匂いが臭い、納豆の匂いが臭いと。豆腐には味がない。

日本人が食べる魚介類についてもタコやイカなんかは歯応えが気持ち悪いらしく「こんなものが食べられるなんて信じられない」ってなことを言います。私はイカの刺身とかも大好きなんですが、あの人たちはサーモンが大好き。

日本食の中には西洋人の口には合わない食べ物があるからしょうがいない。育ってきた食文化や味で受け入れられるものや同じ日本人であっても食の好みや好き嫌いはあるわけですし。私は嫌味に目の前で納豆を食べたりと。家族だから大体許せるのですが、それでもいきすぎると自分の文化を否定されているような気分になります。

最近、北米の方が中国の料理について「14日間の隔離中にホテルで出される食事は食べられるのか?」と質問をしていて普通にスルーをしていたのですが、どなたかがちょっと疑問を投げかけてました。。質問した方は純粋に西洋人の食べつけないものが出るのか?という不安からの質問だったと思います。納豆と白ごはんを出されても確かに日本人でないとちょっと食べられないでしょうね。

アジア人だからアジアのものは西洋人よりなじみがあっていけますよね。でも、やっぱり中国料理でも多くの人になじみがあるものとそうでないものもあります。私も中国料理で鶏の足、スッポン、骨が入った料理に箸をつけるのはとても難しいです。

よその国を訪れたり住んでみるとより食の経験も増えていきますね。

自分の口がその国の味やテキスチャーと合わない時にコミュニケーションには注意が必要と気がつきました。

親しい中や家族ではお互いのリアクションを楽しむこともできるけど、自分がどういう場で発言しているかを意識しなくてはいけないなぁと。

「こんなものを食べているなんて信じられない」と心の中で思っても、こういう食文化もあるのだなと。

娘の日本の食への反応を流していたけど、きちんとその国々の食をリスペクトして、相手の文化や習慣を傷つけないようにすることを教えていかないといけないかなと考えさせられました。

自分の口に合わないものは合わない。食べず嫌いでもしょうがない。

ただし、その国には独自の食習慣が存在するということ。

そしてそういう食文化には敬意を払って。

世界中の美味しいものに感謝して。。。


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