ソウルの米系インター校の新任校長先生に、脳内でツッコんだ話

 しょうもない話ですまない。

ふとソウルに住んでいた当時のことを思い出して、「なんでやねん」と脳内のツッコミが止まらなくなったので、ちょっと書かせてもらうよ。

 某ソウルのインターナショナルスクールで、新年度のミドルスクールのオリエンテーションがあったので行った時のことだった。場所は学校のホールで、壇上ではマイクを握った先生方が入れ代わり立ち代わり年度始めの説明をしてくださり、私は、それを熱心にメモをとりながら聞いていた。

 説明が終わり、最後に、そのミドルスクールに赴任されたばかりの校長先生が、生徒の名前を順番に読み上げる場面になった。呼ばれた生徒は順番にステージに上がり、必要な書類を受け取って帰るという非常に簡単なイベントだったのだが、壇上で滔々と生徒のリストを読み上げる校長先生の声を聞いて、場内が騒然となった。

そのリストは、姓のアルファベット順に並んでいるものなので、自分の順番がどの位置にあるかというのは、生徒側はまぁなんとなく理解していた。

校長先生「...........Next, Kim, Kim, Kim......um, Kim, Kim and Kim, Oh, another Kim, and......

はぁああああああああああ?

どこの国のインターナショナルスクールでも、現地の子供達が多く在籍しているものである。国籍はわからないが(出生地が米国の子も多い)、少なくともオリジンはその国という子供達が多いのである。日本のインター校なら日本人、香港のインター校なら香港人が多いのと同じで、ソウルのインター校は、ぶっちゃけほとんどが、韓国系であーる。金さん、めっちゃ多い。

客席にいた金さん達が、ぞろぞろと壇上に上がる。まぁ行けばわかるか、みたいな感じである。壇上でそれぞれが、書類の名前部分を確認しつつ、友達と前後左右色々と入れ替わりながら、何とか無事それぞれが書類を受け取れたようだった。

そして、まだまだ校長先生は、言動を改めようとはしなかった。

校長先生「Lee, Lee, .......Lee, Lee? Lee, and Lee .....

李さんも多い(汗)。語尾をちょっとあげようが、抑揚をつけようが、読みあげる名前の欄をあくまでも変えようとしないその校長先生。この辺りで、かなり私は呆れたよ。

もし彼がビジネスマンなら、赴任先のカルチャーとか調べるよね?

少なくとも事前に本の一冊くらい読まない?

米国から韓国まで、飛行機でも結構時間がかかるから、その間に調べたりしない?

それ以前に、Kimさんが3人続いた辺りで気づくよね。

リストをざっと見て、Kimさんが30人位続くと分かったら、フルネームで呼ぶようなことしない?もしくは「Kimさんが多いので、これからネームで呼ぶね」くらい考えつかない?

それ以来、その校長先生に対する記憶がない。あまり前面に出てくるタイプの方ではなかったな。まぁ色々なタイプがいらっしゃるよね。

ちなみに、インターナショナルスクールは、校長先生が変わると、色々な方針(特に評定関係)がガラッと変わるので注意が必要。まさにCEOが変わると経営方針が変わるというのに似ている。そのせいで父兄と学校がバトる光景もよくあったな......。

さて。海外にお引越しする際には、こういうサイトを見るといいよ。外国人向けの生活情報は、意外と役に立つ。日本語サイトは情報量が少ないから、英語に限るで。

韓国語の学習当時、お世話になったのがKBSシリーズ。セリフを完コピする勢いで、何回聞いたかわからない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?