見出し画像

【ガーデニング】実をつけた果実、その後

 我が家でせっせとコンポストからつくった肥料が良かったのか、うちの果樹たちは、こちらの想像を遥かに超える成長を見せてくれた。

狭いベランダに木を配置したことを、チラと後悔するレベルである。横にも縦にもデカくなった。私たちのBBQエリアを侵食するかの如く、植物エリアは拡大の一途である。

そして、たくさんの花をつけて……..

たくさんの実をつけて……………

ついに結実!

期待をしたけれど………

瀬戸内レモンの実

瀬戸内レモンさんとライムさんは、すべて落果してしまった。

摘果不要ということだったので、自然に任せて残った子だけを大事にすればいいかと思っているうちに、どんどんと目減りしてしまった。屋上の強風環境が良くなかったのかもしれないが、来年度に課題を残す形となってしまった。

残るオリーブの方は絶好調に実り、落果することもあまりなかった。

青いオリーブの実たち

さて、ここで大きな問題が持ち上がった。

実ったオリーブの果実を、どうするのかという問いだ。

カナメ「絞る?色々と調べてみたんだけど、うちの品種、あんまり高級なやつ(油)じゃないっぽいんだよね。しかも自力じゃあんまり採れない。」

海外の搾油機を調べたけれど、目の玉飛び出る価格。フープロで砕いて手絞りしようと思っていたのだが、カナメのテンションが若干低めである。

オリーブをそのまま食べようとすると、渋抜き作業が必須である。

面倒くさがりの私が、これをやるのか?

塩漬けするくらいならできそうだけど、時間がかかる上に、気づいたら数年経ってそう。

石鹸作りに勤しんでいた頃には自宅に常備していた苛性ソーダも、今はないし。

そこで見つけたこの動画。完熟させてハチミツに漬けるだけっ!!!!

これなら私でもできるもん!!!!

ということで、やるべきことは一つ。

オリーブの実が完熟するまで待つこと!

完熟状態ってどうなればいいのか不明なのだが、とにかく赤紫を過ぎて真っ黒になればよさそうなので、その時をまっていたのだが。

ある日のこと。

屋上に設置した監視カメラの映像を見ながら、カナメが叫んだ。

カナメ「えええええええ、やばいやばいやばい。鳥が来てる。ってか食べてる。」

私「え?」

カナメ「なんか鳥が来てるなと思ってたんだけど、あいつら、オリーブ食ってるっぽい。」

ええええええええええええ。

それって、完熟ってるってことでは?(え、そっち?>オレ)

鳥さんがついばむくらいなら、人間が食べても良さげってことではと勝手に思い込み、とりあえず黒っぽいものから収穫。

これって完熟?

キレイに洗って水気を拭き取り、種子をとって、はちみつと黒砂糖に漬け込んでみた。

オリーブの種子をとって、蜂蜜に漬け込んでいく
黒砂糖まぶしも作ったよん

特筆すべきは、オリーブの種取りグッズ!めちゃくちゃ優秀でポンポン取れる。逆に言えば、これがないと無理。

自宅でオリーブが実る人以外には一切不要だけれども、オリーブを手処理する人にはないと無理ゲー感が漂う逸品。この種抜き作業がめちゃくちゃおもしろいんだけど、周囲に色素がぶっ飛ぶので要注意である。

種を抜くと重量が減るからか、果実は浮きがちである。チラと「種アリでも良かったのかも」と思わなくもない(汗)。

そんなこんなで二週間ほど経って味見してみた。

苦味のある高級チェリーっぽいテイストなの!

想像通りのような違うような不思議なテイスト

へぇええええええって感じ。もしや不味いのではないかと思っていたので、実際は美味しくて良かった!!

ネットで探すと、はちみつ漬けを作っている方は何名か見つけたけれど、その後の味についての言及がなかったのでチラと不安だったのよね。一年後にはトロトロになって美味しいとは書かれていたけれど、二週間目のそれは食べるに値するのか否か、ちょっとわからなかったのだ。

ガンガンと一気食いするもんでもないけれど、動画にあったようにバニラアイスと一緒に頂くと良さげ。

なので、爽と一緒に食べてみた。

爽とオリーブの蜂蜜漬け(二週間モノ)

カナメ「確かに、甘いアイスと一緒に食べると『なるほどね』と思うけど、やっぱり苦味はあるよね。もっと漬けておくと苦味は減るのかな?」

試してみるしかない。一年後まで残っているかは分からないけど。

ラストの収穫分は塩での渋抜きに挑戦。このまま1年間放置するよっ。

オリーブの渋抜き(塩)

来年度は更に大量に実るのであれば、やはり苛性ソーダを確保しておくべきかな。めっちゃ価格上がってるし!!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?