「使い捨て」不織布マスクを疑え
そろそろ不織布マスクが市場に出てきたな。
在庫抱えてきた転売ヤーさんや、ここぞとボロい商売を目論んでいた業者さんが、あわてて在庫吐き出してきたのかな?
ところで。
うちは田舎に住んでいでいるので、世の中のトレンドが、都会のそれよりも数日〜数ヶ月〜数年遅れることがある(汗)。
首都圏に住む子供達から「お店に〇〇がない!」と言う話を聞いてから、またはネットで在庫切れを起こし始めてからも、うちの周辺には見事にモノがある。
〇〇は、マスクだったり、アルコール消毒スプレーだったり、トイレットペーパーだったりパスタだったりするのだが。
どうやら、うちの周辺にジモティ転売ヤーはいない気がする。なので「え、ウソやん。いっぱいあるやん。」と思って買うのだが、心は小心者なのでガバッとは買えない。リスクヘッジ命の我が家にはすでに在庫があるからね。
ところで、子供たちに送った分を除くと、店頭からマスクが消えた日には、我が家には50枚入りマスクが3箱あった。その後、国内生産を強化して、ほどなく市場に出回るはずだと政府が発表したのが2月の中旬。市場に出回ることはなかったけれど。
3箱あるから、マスクのために店舗に並ぶことは一度もなかったけど、コストコ通販では負けまくり。150枚のマスクがあれば大丈夫とは一切思えなかったので、今年に入ってから使用済みのマスクは一切捨てずに、私がせっせと手洗いしている。中性洗剤で洗って、塩素系消毒薬にもつけて、過剰なまでにすすぎをして、天日干しして紫外線にも当てるという念の入れようである。
でさ。
不織布って布でも天然繊維でもなくて、織ってないから「不織布」と言うだけあって、繊維状になった素材を接着させて作っている。逆に布よりも、ヨレることがない
マスクはこうやって、3層になってるねん。
我が家では、私が某所からもらってきた変なウィルスのせいで、咳き込むことがあったので、家の中でもマスクしている時期が長かった。そしてリノベをしているので、それとは別に防塵マスクも使う。これらのマスクを全て捨てていたら、すぐに在庫が枯渇してしまうので、すべて洗って使っている。
それで、私のマスクがボロボロになったかと言うと、これが一切そんなことはない。確かに表面はフワッとなるものもある(要するに多少表面が毛羽立つ)が、驚くほど形状は保たれている。
ところで、衝撃の記事を見つけた。
この記事によると、90%以上の捕集効果のある不織布マスクを洗うと、その効果は70%まで落ちるけど、それ以上は落ちない。また布マスクはもともと40%の捕集効果しかない。
つまり、布マスクよりも、洗った不織布マスクの方が効果は上、と言うことになるわけだ。
日本はゼロリスク信仰がすごいから、こういう話をすると、キチンと洗えていない不織布マスクを繰り返し使うことで、感染する人が出てくるかもしれないから言えないんだろうなと思ったりする。
でもさ、元々の布マスク配布の趣旨は、「無症状感染者の飛沫を外に出さないため」で、感染予防でもないんだよね。しかも感染者が飛沫を出さないように、非感染者がその飛沫を吸い込まないように、ということだったら布マスクでもその目的は十分に果たすわけで。
なら布マスク以上の捕集能力を持つ手洗い不織布マスクが、ダメなわけないやん!!!
不織布マスクをずっと洗って使っている私が断言していいけど、手洗いするぐらいでグチャグチャになんかならないよ。なぜ不織布マスクが使い捨てマスクと認識されているかというと、そのコストが使い捨てできるくらいに安いからである。今年の1月頃は50枚入りで400円弱で買えたからね。そりゃぁ洗っている方がコストかかるわけよ。
ということで言いたいことは、
不織布マスクは、使い捨てマスクではない!繰り返し洗って使えるのだ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?