【リノベ備忘録】200Vの電源をどうする
海外から完全帰国した際に、200Vの電化製品についてはほぼ処分してきたのだが、お気に入りの小型家電(ほぼキッチン家電)については、トランス経由で使えると軽く考えて持ち帰ってきた。
ところが。
実家のリノベの際に、電気工事のサトルさんに、「エアコン用に200V電源が来ているので、それをキッチンに引き込むのはすぐにできる」と言われたので、お願いしてみた。が、そこで大きなトラップが(汗)。
日本の200V電源コンセントの形状が、めっちゃくちゃ独特だった ....orz
こんな形やねん。
海外仕様のものなら、変換アダプタは家電量販店に行けば売っていると思うのだが、日本の200V用コンセントについては、変換アダプタなんてないし。ってか、まず延長コードすら売ってない........orz
ちなみに、今ネットで探してみたら、延長コード自体は一応あった。こんなのその辺のホームセンターに売ってるわけないか。
ただし、延長しても、その先のコンセントの形状問題は解決しないわけで。
我が家の200V家電は、韓国、香港、オーストラリアと3種類。とりあえずグローバル変換アダプタはあるので、国際的に認知されているものであれば、店頭にもアダプタは売られているはずなのだが、いかんせん日本のデフォのコンセントは100Vだし(汗)。
そこでめちゃくちゃ考えた。結果的には、コンセント側を海外のどれかの形状のものにするか、海外から持ち帰った家電のコンセントの先を、日本仕様に変えるか、の二択しかないよなぁ。
帰国前にこういう状況が予想されていたら、ソウルでよく出入りしていた龍山電気街のパーツ屋のお兄さんに相談して、いくつかパーツを購入して帰国する事も考えらたのだけど、まさか日本の200Vコンセントが、こんなイレギュラーな扱いだとは知らず。ってか、変圧器買う予定だったからね、普通に。
でもカナメが、
「変圧器買っても1万円くらいするからな」
と曰うので、なんとか壁から出ている200Vを活用せねば。
ホームセンターの電気関係のパーツが大量にある棚の前で、ウンウンと一人唸っていたのだが(電気関係は、私の担当なので......)、そこで200Vのコンセントの先を見つけた。単純に考えると、200Vの電気製品のコンセントの先を、これに付け替えれば良いような気もしてきた......。すかさずネットで検索をすると、それほど難しくはなさそうだな。とりあえず、その先を2個ほど買っておくか。
こういうの。
さて、次に考えたのは、限りある200Vの電源に対して家電の数が複数あることをどう解決するか、である。すべての家電のコンセントの先を付け替えるのは面倒だし、コストもかかる。安全性もどうかわからないし。そもそも分岐させるツールもないから同時使用は一つまでというのは、利便性に欠ける。
最終的には、状態の良かった韓国の220Vの延長コード(コンセントが複数に分岐+USBポート付き)のコンセント部分を切断し、それを日本の200Vコンセントにつなげることにした。海外生活の最後は韓国で、ほかの国で買った家電も、韓国用に変換させるべく、アダプタは豊富にあるしね。
最初は自分でその改造(韓国の200Vの延長コードを切断し、そこに日本の200Vのコンセントプラグを接続)についてもやる気満々だったのだが、電気工事のサトルさんに相談したところ、もとい、カナメが強引にお願いしてくれて、あっという間に、改造していただけた。これで、日本用200Vコンセントに変換された、韓国の分岐延長コードが出来あがり~。
さすがやわ.........。電気関係はちょっと怖かったので、本当にありがたかった。こういうのを間違うと、火災が発生したりしてマジで危ない。
でね。今200V電源を使っていて思うのは、例えば湯沸かしポットなど、200Vだとあっという間に沸くのよね.......。実は日本で、T-falの一番小さい湯沸かしポットを取り急ぎ買ったのだが、水の量は多くもないのに、なぜか沸くのが遅い遅い......。
海外にいると、日本の「湯沸かし保温ポット」の存在意義がちょっとわからなくなってくるのよね。保温になぜ電気代をかけるのか?と思っちゃう。だって200Vの湯沸かしポットのスイッチをオンにすると、茶葉の用意をしている間にすぐに沸いちゃうので。でも日本に帰国して初めて、お湯が沸くのを延々と待っている間に、イライライライラしてきちゃうようになった。まさに飲みたいときに飲めない辛さを感じるわけだ。そうなると、いつでも飲める日本の保温ポットの価値が理解できるようになったりして。かくも各国で広く行き渡っている家電には、そのニーズがあったってことだ。色々と学ぶことが多い。
我が家の場合は、200Vのポットが使えるようになったので、保温ポットはやはり必要ないのである。
海外から帰国する際に、200Vの家電製品は処分して来られる方が多いと思う。トランス(変圧器)の購入前提で持ち帰る方もいらっしゃると思う。もし持ち家であれば、簡単な工事で、エアコン用の200V電源を分岐させることはできるそうなので、新しくコンセントを設置してもらうと、めっちゃくちゃ使い勝手が良い。
しかし、その場合は、現地で、受け側の埋没コンセントとコンセントカバーを買って来られる方がいいかも、という話でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?