テナントから居宅へのリノベ3:床ふかし
もともとテナントに貸し出していた事務所設定のフロアを、自宅用にリノベしているところである。
私自身も一切知らなかった、店舗と居宅の違いを痛いくらい実感している。
1、事務所の給湯設備はお湯が出るだけのミニマム設定で、そこから大型の給湯設備を設置しなおすか、どこからか温水を引っ張ってこないといけない。
2、入浴や洗濯などに耐え得るレベルの換気システム(排気口)を追加設置しないといけない。
3、床ふかし(床の位置を上げて、床板を張る)をしないといけない。
だって、この状態だぜ?
給排水用のパイプを床下に配置するため、15センチほど床ふかしをしないといけないのであーる。
大工のイチローさんによると、その方法は色々とあるらしいが、今回はこういうツールを使う。
プラ木レンというみたい。
本来ならばクッションフロアを全部はがした方が美しいが、工期とエネルギーを短縮させるといういうことで、プラ木レンの設置面の最低限のエリアだけクッションフロアを切り出して、そこに設置する方法をとったそうだ。
壁との設置部分には、フレームが設置されている。
そこにコンパネを乗せて固定していく。美しい。
このあたりの工程は、一般的な家のリノベでは不要のもの。給排水などの位置を変更する際には、一度床板を開けることはあっても床をイチから作り直すことはほとんどないかと。
簡単に思えたジムリノベであるが、実際には超えなければいけない壁がいくつもあって、なかなかエネルギーもコストもかかりそうであーる。
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