見出し画像

5.6 まとめと今回購入した家電とリノベ費用

15坪の1LDKにすぎない、みんなが憧れるステキなマイホームとは違うと思いますが、長々と書いてきて私が言いたかったことは、

「日本における家に対する既成概念にとらわれず、自分が本当に快適に過ごせる住空間をデザインしよう」

ということでした。

高級マンションやステキな一戸建ても、なぜかすべて大多数が無難だと感じる壁紙の色(多くは白)だったり、自分は使わない多機能の設備がついていたり。しかもそれらはとんでもなく高額で、長期間のローンを組まなければならなかったりします。

ハウスメーカーさんに勧められるまま、使うかどうかわからない機能のものにお金を使うのではなく、二重窓にしたり、コンセントをあちこちに配置したり、日々の生活の導線を自分にとって最適になるように工夫したり、そういうちょっとした事で、日々の生活でのストレスが激減します。

さて、ここでは、プロジェクターとカライエという家電について、少し書いておきます。

プロジェクターとスクリーン

画像2

我が家には韓国から持ち帰ったテレビがあるのですが、もちろん日本のテレビは一切映りません。完全にモニターになっていて、iPadからWiFi経由で飛ばした動画を見たり、Netflixやアマゾンプライムなどの視聴用、子供が来た時にはゲームのモニターになります。

プロジェクターの取付金具はこちらです。

カナメは夜になると大型のスクリーンを下ろして、プロジェクター経由で大画面で動画を視聴します。時々、ミュージックビデオを見ているのですが、そういう時は、本当にカフェバーに居るような錯覚に陥ります。

画像3

プロジェクターはコストコでサクッと買ったのですが、このスクリーンは中々決まらずにいました。リモコン操作できるのは高すぎるし、壁掛けのものは物理的に設置が難しく、使っていない時は収納できるものというと、それほど多くの選択肢がないようでした。手動というのは、リモコンではないということで、ロールアップは自動です。引き出す時、戻す時にマニュアルで作業しないといけないのですが、動力も必要とせずシンプルで非常に満足して使っています。


カライエは、テレビの上に設置しております。長期で家を開ける時のために設置して、その効果も実感できましたが、しばらくは家を開けることもなさそうなので、次は梅雨の時期に活躍するといいな、と思っています。

画像2

詳細については、以下の記事で書きました。

さて、最後に。

ぶっちゃけのコストをお話させていただくと、シャワールームとトイレ設備込みで、工務店さんにお支払いした金額は、

259万円

(解体工事、廃材&残材と実家ゴミの撤去代325,000円込み!)

でした。

それに自分たちで購入した設備、家電、素材、家具などがざっくり100万円位かかっております。そのうち半分以上はリノベしていなくても新規に購入予定だったものなので、純粋なリノベ費用としては300万円弱くらいじゃないかと思います。はい。この300万円を坪単価に直すと、20万円/坪、くらいになります。

めっちゃ安いですよね!!!

この金額は、工務店のミズキさんが、色々と私たちにご指導してくださったお陰であり、また彼が個人的に(コスト的に)がんばってくださったお陰なのです。なので誰もが同じコストで同じ結果が得られるかどうかはわかりません。かくも工務店さんとの関係って、リノベで最重要キーになる部分なんですよ。

当初は東京で子供を含めて親子5人で住もうと思っていたのですが、その時に借りようかなと思っていた23区内の賃貸一家建が、月額25万円位だったのです。年額にして300万円。ここに敷金礼金がかかり、更新料がかかり.......。それを思うと、リノベが終わった今となっては、コスト的にも満足度マックスです。

ただし、これまでの自分たちの労働(人件費)はゼロとして、ですが。

カナメはアーリーリタイアメントしているので時間は有り余っていましたし、私もフリーランスの翻訳者でしたが、リノベの期間中はあまり仕事ができなかったので、構想の段階から計算すると、二人でざっくり半年近くかかったことになります。こんなに悠長なことができる人ばかりではないと思いますが、私たちと同じようにリタイアメント後にセルフリノベをしようかなと考えている方には、多少の参考にはなるかなと思います。

今、その家に住んでいるのですが、必要なものがすべてすぐ手に届くところにあり、動線も良くストレスフリーです。気に入ったもの、必要なものだけがあるので、モノを探し回ることもなくなりました。また部屋が狭いので、リビングの大型エアコン1つをONにしておけば、すぐ近くの洗面所まで室温差がほとんどありません。

Netflixの動画を80インチのスクリーンにプロジェクターで映写し、堀口珈琲の豆で淹れた珈琲を飲んでいると、田舎で生活しているということを忘れてしまいます(笑)。毎日カナメと「居心地が良すぎて外に出なくなるね」と言っていたら、世の中が「外に出るな」状態になりびっくりしているところです。

現在、取り組んでいる6階のリフォームが終わったら、別の階をジム兼DIYルームに改造してしまおうかという話もしています。エアビー物件としてリノベすることも考えたのですが、この田舎ではコストをかけても絶対にペイはしないし、私自身がアロマテラピストでもあるので教室を開こうとも考えたのですが、こちらも人口少なすぎで生徒さんが集まらないと思うに至りました。

今後は欲を出さずに、できるだけコストをかけずに、残された廃墟エリアに手を入れていこうと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?