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【ガーデニング】スプラウトを安定的に育てるのは意外と難しい

 スプラウト種子を水耕栽培で育てることは難しくない。水だけキチンと入れ替えておけば、びっくりする位イージーに発芽するし、日光を当てるだけで緑化し、スクスクと面白いように育つ。

ネットで検索すると、スプラウトの水耕栽培のアイデアが色々と出ている。それは主にどのご家庭にでもありそうな容器をリユースするアイデアで、それを見ると誰でも簡単に今すぐ育てられるように見えるし、実際にそうではある。

が。

今、めちゃくちゃ悩んでしまっているのだ。今後もスプラウトを自宅で栽培し続けるのか否かについて

例えばこれが、子供の教育の一環だとすれば、100%オススメする。色々と学べることはあるし、成長が早いので、飽きるスキも与えずに成果が得られてしまう。

ガーデニングが趣味という方は、育てること自体が喜びであり、それに成果まで加われば万々歳だ。

私はと言うと、ガーデニングが趣味というより、色々と試してみて結果を得て、そこから何らかの学びを得たいタイプである。かつ食物としての成果も求めていた。スーパーに買い出しに行かずとも、食材が常に手元にあるという環境は、この時代において大きなアドバンテージだと考えたのだ。

スプラウト栽培は、実は意外と手間がかかる。芽が出るまでは暗所に置いてアルミホイルでカバーしておいたり、育ち始めると日向へ移動させる。常に新鮮でキレイな水を与えないといけないので、前日に溜まった水を洗い流すべく処理をし、芽を傷つけないように水を追加する。

手間暇かけて、愛もたっぷり与えたはずのカイワレであったが、いかんせんしょぼい自宅環境のせいか、

スーパーで激安で買えるカイワレ大根の品質に遠く及ばなかった.........orz

とにかく、個々の種子で成長に差があり、それにプラスして微妙に日光の当たりが違ったようだ。

長さも葉の大きさもそろわない。

しかも、育ちの悪い部分が、傷んでいたりもする。

長さが揃わなくてもすべて食せる状況なら問題はないのだが、微妙に食用にできない傷み方をしている部分があるのだ。1本のカイワレの中にさえ、元気な部分と傷み始めている部分がある。

それを水に放ち、一本ずつチェックをしてザルに上げる作業をしていたら、めっちゃくちゃ時間がかかってしまった。仮にこの時間を15分としよう。

私の時給を1000円とすると、手元に残ったカイワレくんのコストは、最低250円となる。最低というのは、これに種子代、水代、私の日々の水やり作業のコストを入れていないからだ。

これが趣味なら問題ないが、私はそこに趣味があるわけではない。

スーパーのカイワレさん、めっちゃ長くてたくさん入っていて、すごくキレイ!!!

なのにあんなに安いの!プロってすごい!!!ってか申し訳ないくらい。

そこで、プロはどうしているのかなと疑問に思い、色々と探してみたのだが意外と情報がない。カイワレは、O-157の件で業界全体がかなり神経を尖らせるようになったと思われる。つまりそれくらい安全な栽培環境を整えるのは大変だということだろうな。

カイワレの情報が少ないから、他のスプラウト工場をチェック。

なるほど。人工光源養分(肥料)も必要だったのね。その環境なら温度も一定に保てていたはず。自宅での栽培環境では、当然に限界があるということが分かる。

自宅環境だと、このサイトの写真の様に、成長に差が出るのは当たり前なのだ。

でも、誰も言わない。

根の部分を切り、種の皮などきれいに洗いとって

という作業が、意外にストレスフルであることを!!

確かに、化学肥料は絶対に嫌!という方は、自宅で栽培することにメリットはある。が、意外と盲点なのは、衛生管理が意外と難しいということ。

韓国の化粧品業界に友人がいるのだが、防腐剤も保存料も入っていない手作り化粧品の危険性について、一般の人は軽視しがちだという話を聞いたことがある。手作りや自然素材なら何でも安心と思っている人が極端に防腐剤を嫌い、その結果カビの繁殖した化粧品で皮膚トラブルを起こしたりするらしい。

それと同じことが言えるのかな、とぼんやり思った。プロの管理下におかれた滅菌環境と種子の殺菌消毒プロセスなど、すべてすっ飛ばしているのだから、同じ成果が得られるはずもなく。

簡単に栽培できると思いきや、意外と手間暇かかるので、ここはプロの生産物をせっせと購入するのが正解かなという結論を得た。

といっても、今でも数日おきに新しくタネを暗所にセットしたりしているので、タネが尽きるまではやってみる予定。

その後、日光に当てるべく移動させた部屋では、実は24時間蛍光灯をつけたままにしていた。それがどの程度効果的であったかは分からないが、家庭用の照明程度では、足りなかったという印象。そして室温については一切考慮していなかったことと、養分を与えなかったことに改善の余地ありかな。

とは言え、次はこれをやってみるかな.......w


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