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TSUTAYAライブラリ本日の3冊:パンについて

 毎年毎年、私はその年に趣味と実益を兼ねて深掘りする対象テーマを決める。

過去には、それが暗号通貨だったりインドだったり、知識管理だったり量子物理学だったり右脳だったり。昨年度はガーデニングだった。

私とは異なり、カナメは毎年その年に達成するべき具体的な目標をGoogle  Keepに入れていて、昨年末に「ほぼ達成したもん」と嬉々としていたので、私も彼の方法に倣うことにした。今年を通して極めるテーマをざっくりと読んだり考えたりするのではなく、具体的に結果を出すことにこだわってみることにした。

仕事と趣味と実益と。それぞれの具体的な目標を細々と書き連ねたら10個になった。これを達成するには今月から猛ダッシュで行かなければと誓いを立てた(つもり)。

その中に、「パン」に関するものがあるので、チラッと下調べすることにした。

TSUTAYAライブラリにて。

カナメ「オレ、最近おもしろい動画を見つけられないんだよね。」

私「あ、それって興味の対象を切り替える時期では?もうリノベもひと段落ついたからそれ系を見ていても面白くなくなったんやろね。今年は何かの講座にでも通ったら?」

カナメ「せやな」

そう言って、カナメはこんな本を持ってきた。

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割と感化されやすいヤツやな。この前、キミはこんな動画を見ていたね。

うちのカナメくんのどドストライクが杏ちゃん。

自立心に溢れる聡明で高身長な美女が好みである。

キミの嫁はんを見ると、手の届くレベル内には理想の女性はいなかったということが分かる(汗)。妥協も生きる知恵だ。

さてさて、そんな嫁はんの私の今日のセレクトはこちら。

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昨日の我が家の会話。

カナメ「(フランスパンを食べながら)こういうのって家で焼けないの?」

私「ををを、なんという偶然!私の今年の目標の一つに、美味しいPain de campagne (パン・ド・カンパーニュ)を焼くスキルを習得するっていうのがあるねん。」

カナメ「アナタの目標はどうでもいいんやけど、こんなんアレで焼けへんの?」

カナメの指は、シロカのホームベーカリーを指している。

今学期もオンライン授業と対面授業のどちらも選択できるということが分かり、東京に帰る予定を捻じ曲げてオンライン授業に全振りして居座りたい末っ子バクが会話に加わる。

バク「アレでは焼けないよ。」

カナメ「(ヘルシオオーブンを指差して)丸く(成形)してアレで焼けばいいやん。」

バク「だめ。あんなオーブンでは焼けない。」

私「確かにヘルシオオーブンでは火力不足だとは思うけど、焼けなくはないよ。焼ける焼ける。」

カナメ「もっとすごいオーブンがないとダメなの?屋上のオーブンは?」

カナメが言っているのは、薪ストーブとそれに連結させて使うボックス型オーブンのことだ。

私「だから、ヘルシオのオーブンでも焼けるし、そのオーブンでも焼けるよ。高温になって温度調節がちゃんとできるなら。」

要は、私のスキルであり、意志である。

手を抜いて焼こうと思えばHBで食パンを焼いてもらうしかないし、自分で手を使って豆豆しいことをやる意志があるならば、さらば結果は出よう。

面倒くさいという気持ちと、食べたいという気持ちがずっと揺れていた過去の2年間。今年は目標にも掲げちゃったから、自宅にあるこの環境下でも美味しく焼けるという最適解を見出さねば。

捏ねる部分はHBに任せる気満々なので、あとはイーストも含めた材料の厳選と、成形と発酵のスキル、我が家の貧弱な環境化でも安定的に焼ける因子を洗い出したい。

前置きが長かったが、パンについてサラッと基礎知識を得るために選んだ本がこちら。

1、グルテンフリー!低糖質!混ぜるだけ!「そば粉100%のおいしいパンとレシピ」

のっけから、「今年の目標は美味しいそば粉パンを焼けるスキルを習得する」に全振りしようかと思うほど、衝撃を受けてしまった。うちのカナメくんも、一時はそば粉100%の蕎麦を主食にしていたことが。その際に日本から大量のそば粉を持ち帰り、蕎麦がきや蕎麦パンなども焼いていたっけ。

そば粉100%パンのメリットもすごい。作業も簡単、低糖質でグルテンフリー、揃えておくべき材料も少なく、我が家に常備してある白神こだま酵母ベースのレシピばかり。

作り方は100%米粉パンと似ている。混ぜて寝かせて型に入れて焼くだけ。

ということで、基本のそば粉パンのレシピをメモさせて頂いたので、それで一度焼いてみる予定。

この「基本のそば粉パン」のレシピがこの本を真髄なので、図書館で借りられるならそれで読むのが良いのかもしれない。ただし後半に、そば粉を使ったスイーツのレシピが満載で、そこまでは細かくメモできない。そば粉を極めたい方には、手元に置いておきたい一冊かと。

めちゃくちゃ参考になったので、著者の方にはリスペクトしたいところなので、焼いてみて美味しかったら買うかも。現時点では保留。

2、バターも卵も使わない。「3分こね」でかーんたん!「でっかいパン」

この本は、基本的に少ない材料を混ぜて発酵させて焼くだけのシンプルなものに見えるのだが、実はそれぞれのパンのレシピが全部違う!!

基本のパンのレシピで全部できるかというと、そうではないので悩むところ。

つまり、著者はそれぞれを細かく微調整してレシピを完成させたのかと考えると、料理に何の思い入れもない自分からすると、その凄みがヒシヒシと伝わってくる。装丁とひらがなのタイトルから想像するよりは、はるかに多くのエッセンスが入っていると感じた。

こちらもメモが追いつかないので、とりあえず「基本のでっかまるパン」を作ってみることにして、それだけをメモっておいた。

3、冷蔵庫仕込みでじっくり発酵「カンパーニュ」

読みたかった本のど本命。Kindle版がないので本気で頭に叩き入れるつもりで読み始めた。

冒頭から、私が焼きたかった、もとい食べたかったパンの写真がこれでもかとせまり来る、パンの写真集のよう。読者に「これが焼けるの?ドキドキ」とさせるのには十分な量の写真たちである。

まず思ったのは、「発酵カゴを買わねば」ということだった。形から入るタイプだったのか、私は(汗)。

ところが!

この本は親切すぎて、準強力粉ではなく強力粉を使うレシピを載せてくださっている。私、準強力粉を使う気満々だったのよね!!

確かに準強力粉なんて一般家庭に常にあるものではないので、このレシピ通りに作ってみる予定。

それにしても手順の説明がめちゃくちゃ細かくて丁寧なの!

料理系の本をメモる時は、ほとんど材料のみで、自分が忘れそうなポイントのみを簡単にタイプするのだが(Google  Keepにメモるので)、この本に関しては、その生地の扱い方の細かい部分が全て、作者の暗黙知を明示化してくださっているのかもしれないと思えて、全てメモってしまった。

私が料理上手でない理由の一つが、この細かくてパッと見て必要なさそうな動作の全てを省いてしまうことにあると自覚しているからだ(汗)。

ちょっとした一手間を全て省くところから、私のキッチン作業は始まる。よって確かに私は何も料理していないように見えて、その実、していない。

それでも何か食べ物ができてしまうので、あまり問題視していなかったのだが、美味しいカンパーニュを焼くには、省いてはいけない手順かもしれない!

一度この通りに作業をすることで、その中の省ける工程を洗い出そうではないか(省く気満々やな)。

ということで、十分に読み、十分にメモったので現時点でお買い上げはなし。もしかするとまた同じ本をTSUTAYAに読みにくるかも!


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