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【ガーデニング】ハイビスカスが花をつけない

 とカナメに相談されたのが、6月のことだった。

カナメ「ハイビスカスなんて、ほっといたらなんぼでも花が咲くと思ったんやけどな。」

らしい。

私「ハイビスカスっていつ頃花が咲くもんなの?」

カナメ「もう咲いてもいい......っていうか、こんなん冬以外はバンバン咲いてええもんやねんけど。葉ばっかり出てくるんだよね。」

ちなみにこの子は、昨年に花が咲いている状態の鉢を購入して、強剪定して越冬したものを、春にカナメが植え替えをした。

Ploblem Solvingが趣味の私。さて、解決してあげましょう。

まずは観察。

一本のツルツルの棒だった子が、ここまで育つのね。

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しっかり育っているように思えるんだけど。

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私「水やりは?」

カナメ「あまりやりすぎると良くないと思ったんだけど、まぁバンリが水やりしろっていうから、最近は頻度を上げてるところだけど。なんでかなぁ。」

まぁ調べてみるか。

ついた蕾が咲かずに落ちるという話は色々と出てくるが、そもそも蕾すらつけないって。

ハイビスカスさんって、肥料食いなのねぇ。

私「肥料は?」

カナメ「元肥入ってるよ。この前、追肥もしたし。」

彼が言っている肥料は、これね。我が家の元肥と追肥はすべてこれ。

さよか。

私「液肥をあげないといけないみたいよ。それもかなり高頻度に」

カナメ「じゃぁ、あげてよ」

担当はキミじゃなかったのか..........。

ということで、週一の花工場オペレーションを敢行。

1ヶ月ほど経っても、葉ばかりバンバン出てきて、蕾をつける様子がゼロ........orz

調べてみると、肥料の成分によって影響を受けるみたいだということが分かった。窒素成分が多すぎると花がつかないこともあるみたい。

花工場って、三大要素が8(窒素)−10(リン酸)−5(カリ)で、リン酸が強いタイプなのよね。

うーん。花を咲かせたいなら、リン酸多めの花工場で問題ない気がするのだが。三大要素がすべて同量のタイプを買い足すか否か........。

私「油かす入れてみる?有機肥料が良さげなんだけど。」

カナメ「あれ、臭くなるんだよねぇ。やだなー。」

私「わざわざ買うのもアレだから、油かすの代わりにニームケーキをちょっと入れておくか。」

と言いつつニームケーキをパラパラ撒いた上に、コーヒーカスと剪定ごみで作った有機肥料入りの土を被せておき、さらに密閉型コンポストから出た発酵液を希釈して、こっそりあげたりもしていた。

それらの効果に即効性はなかった。

植物は、人間のような社会的動物ではない。人間なら、コストがかかるから、育てる自信がない云々の理由で子供を持たない選択をすることはあるが、植物の意思としては、自己成長と子孫を残すことが第一次欲求である。

彼らが自ら「花を咲かせないでおこう」という選択を取ることはなさそうに思うのだ。

私「まだガンガン成長なう、なんじゃない?やる気満々な人に、花をつけろと迫るのは違う気がするよね。それこそ葉をつけるのに飽きたら、花でもつけようと思ったりするんじゃないの?」

我ながらテキトーなことをペラペラと語れるな(汗)。

カナメ「そうだよなぁ。成長したいって言うなら.....」

同意するなよーっ!!突っ込めよーっ!二人でボケてどうするっ........。

妙なところでコンセンサスが取れてしまったので、このまま見守る戦略へと移行。個人的には、ハイビスカスの緑の濃い葉が、花よりも好きである。それでも花工場は週一であげておいた。もう緑でボーボーになってくれてもいい。

そこから二週間ほど経った昨日のことだ。

キターっ!!!!

♪───O(≧∇≦)O────♪

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なぜこれを見逃していたかというと、蕾の出始めの頃は、葉の新芽と同じ形をしているのだ。過去に何度も新芽を指して「これって蕾では?」と騙され続けていたのだ。緑色以外の色が見えるまでは、確証を持てないというか。

長かった..............。

お花って難しい...........。

っていうか、赤じゃなかったのかよ。

カナメくん、黄色が好きなのね。ハイビスカスが黄色なら、私なら別の色の花を選ぶけどな........。

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これで一応解決かな?

問題解決屋としては、担当をカナメに戻すことにしたよ。後はがんばってケアしてくれい。

個人的には、有機肥料はあげた方がいいような気がしたので、せっせと肥料を作っておこう。

ちなみに密閉型コンポストでできたぼかし和えを土に混ぜ込み、しばらく経って掘り返してみたところ。まだ野菜の形が残っているけれど、白いカビも出てきていて経過は良好。楽しみ楽しみ。

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