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5.1 玄関部分とドア

玄関の素材は変えずに、ペンキを塗ることにしました。

我が家のコンセプトが「Urban Cafe(都会的なカフェ風)」をイメージしていたことと、色味としてはネイビー、黒(モノトーン)、ビンテージウッド色を基調にしていたので、玄関ドアの色味も「なすネイビー」という色にしてみました。

ペンキを塗るのは難しくはありませんが、何度塗ってもハケの跡が残ってしまいました。ミズキさんに聞いてみると「プロでも多少の跡はどうしても残るよ」と言われたので、ここで完璧を求めても仕方がないなと割り切りました。今となっては、細かいペンキの塗り方なんて、全く気にも留めないので、とりあえず塗りムラがないように塗り切れば、それで良し、です。

もちろん、ドア自身を交換することもちょっとは考えたのですが、集合住宅では、防火ドアはマスト、それほどバリエーションがあるわけでもないと思うに至り、ペンキの塗り直しだけに留めました。それでも色味が変わるだけでも、グッと雰囲気が変わるもんです。

オリジナルの玄関は、こういう状態でした。これにヤスリをかけていきます。

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まず周囲に養生をしてから、さび止め剤を塗っていきます。最初はマルーン色でもいいかなと考えたのですが、このさび止め剤の色を見て、やっぱりネイビーでいいや、と思いました。茄子ネイビー色を塗った結果が右側。このあたりは、DIYリノベの雰囲気が漂っていて楽しい作業でした。つまり、割と簡単な作業の部類に入ります。

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中から見た、リノベ前の写真が以下です。右端が、今回見ていく玄関まわりになります。

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洗面室になる部分の床が切り取られています。ここに壁を設営していきます。

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左側)ケイテンで壁フレームが出来上がったところ
右側)石膏ボードが貼られたところ

です。こうやって壁が出来上がっていきます。開いた床は、大工さんによってキレイに整えられています。この上から置き敷きフローリングを貼りました。

それでは、リノベの結果を見ていきます。

玄関ドアを開けて中に入った部分です。

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当初、この部分には、義父が使っていた大きな洋式の箪笥を置く予定でした。そのために奥行きを箪笥サイズに大きくとっています。ここに箪笥を置くことで、外出先から戻った時にすぐにコートを収納することができると思ったりしました。

ところが箪笥の中に靴は収納できないなぁ、と思っていたところ、トランクルームに預けていた家具の中に靴箱があることを思いだしました。古いスタイルの靴箱なので廃棄しようと思っていたのですが、一時的に置いてみたところ特に違和感もなく、ちょうどいい高さだったのでそのままにしておきました。箪笥はかなり高さと奥行きがあるので、それを置いたら威圧感が出るような気がしたのと、玄関が想像していたよりも大きい空間に見えて、それがとても快適でした。お気に入りのアボリジナルアートを配置してみると、壁紙との相性ともバッチリだったので、そこに飾ることに決めました。自分の家ならば、壁に穴を開けるのも躊躇なくできます。

ここで使っている壁紙のご紹介です。この壁紙は、シンコールさんのショールームに行って、その中でカナメが選んだものです。私はもっとグレー系の渋いのがいいと思っていたのですが(この壁紙が花紺に見えて、ちょっと派手に感じました)、カナメの目にはこれ一択だったそうです。

SBA-3044   ネイビー

SBA-3043  コンクリート柄

天井の壁紙も壁紙屋本舗さんで購入したのですが、ページが消えていたので、商品番号は「SWVP-2385 グレー」です。

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置き敷きフローリングは薄いとはいえ、そのままむき出しにするわけにもいかず、色々と調べると「上がり框(かまち)」でカバーすると良さそうだと分かり、注文しました。カッターで切って、ボンドで貼ります。

「東リ リフォーム用フローリング LAYフローリング用框(長さ1m)LAY框
ダークブラウン(LKA1005)」を楽天で購入。メーカーさんでは6,000円と書かれていますが、楽天では半額以下です。これを2本使いました。

玄関の扉についているのは、なぜか長男のギン(吟)が持ち帰ったネオジム磁石のフックで、普段はここに別フロアの鍵を吊り下げたりしています。

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ウォールミラーは、ニトリで購入しました。

このミラーは安くて軽くて良いのですが、意外な効果が。外から帰ってふとこの鏡を覗き込むと、家の中の様子が映り込み、それでものすごく家が広く感じます。この鏡の向こうにも空間があるような錯覚に陥るんですよ。

玄関のこの位置にコンセントを持ってきたのは、ここにもGoogle Homeとアロマディフューザーを置こうと思っていたからです。結果的にまだ棚を作っていないので、義母制作のふくろうライトをつけています。

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もちろんシャープのプラズマクラスターくんもいます。このドアは撤去して引き戸にする予定だったのですが、ドア自体が古くサイズも小さいということで、引き戸にするには大掛かりな工事をし直さないといけないということで諦めました。新しいドアをつけることもできず(サイズがない)、以前のままですが、逆にレトロな雰囲気も悪くないなと思うようになりました。

なぜか昔っから、カナメは室温と湿度を計って住環境を適切に保つことに熱心なので、加湿器や除湿機の類は、過去に本当にたくさん買いました。

天井はダークグレーの壁紙を貼っていりうので、ライティングレールは3メートルの黒を選びました。

この辺りの商品を買う時のドタバタはこちらです。

このドタバタの後、ネットで購入しました。ライティングレールは切断することができるので、設置場所の最大サイズを買っておくと間違いがないと思います。我が家はすべて黒に統一しました。このレールを付けておくと、後からライトを追加したり減らしたり、明るくしたりスポットライトにしたり、ということが可能なので、めちゃオススメです。

購入パーツは以下の通り。

NDR0213(K) 【東芝】ライティングレール 3M

NDR0313(K) 【東芝】ライティングレール用パイプ吊具(50cm)

NDR0232(K) 【東芝】ライティングレール用エンドキャップ

NDR0231(K) 【東芝】ライティングレール用フィードインキャップ

レール用のライトは、スポットライトと通常ライトの2種類を購入。E11とW26の電球は、同梱されていないので、それぞれ購入。カナメは「ヤザワがええらしいで、ヤザワが」と言うので、ヤザワさんをお買い上げ。

ヤザワ Yazawa LCX100E111BK [スポットライトショート 黒 E11 電球なし]

ヤザワ Yazawa LCX150E261BK [スポットライトショート 黒 E26 電球なし]

玄関からリビングに向かう方向に、新たに壁を設けました。

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この青い壁の中が水回りになっています。トイレ、シャワー室、洗濯機と洗面台が設置されているエリアです。なぜかミズキさんとのコミュニケーションミスで、このドアには鍵がかかりません(汗)。まぁシニア夫婦の二人暮らしで困りませんが、トイレのドアを取り払う計画が頓挫しました。鍵のかかるトイレのドアを残すことで、とりあえずはまぁなんとかなっています。

今回、昔使っていた下駄箱や、以前のままのドアを採用してみて、そのものの絶対的価値では測れない、「周囲との組み合わせの妙」というものがあるのだなぁ、と感じました。流行遅れも甚だしい家具も、周囲の壁紙の色などとの兼ね合いで、急に趣を発しだすことがあるんですよ。この下駄箱も廃棄リストに入れていたものだったんですが、意外と違和感なく馴染んで、新たに下駄箱を買う必要もなくなりました。

気分を新たにしたい場合、家具を交換するのも良いですし、もしかすると壁紙の色を変えると映える家具なのかもしれませんね。


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