Number 買っちゃった。楽天マガジンで読めるのに......

 テレビを見ない私が、ハマりまくっている日本の将棋界。

 こんな面白い世界があったとは知らずに今まで生きてきてしまった。私としたことが、うっかりだったわ。

 AbemaTV将棋トーナメントと過去の将棋関係の動画を見まくり、ユニークなキャラが多彩で、知的水準の高い人達が繰り広げる世界に、私はドハマりしているのである。

 そして彼らがイベントやテレビ番組でも話術巧みに種々の仕事をこなしているのを見ても、舌を巻くのである。DJの様に途中に音楽をかけて休むこともなく、ゲストに話を振って時間稼ぎをすることもなく、延々と二人で1時間から数時間をトークで持たせることができる、驚異のアドリブ術を持つ人達だと知り、将棋界の人材の奥深さに驚愕する毎日である。

 例えば、日本の場合、スポーツと勉強を両立させている人を見ると、文武両道といって話題になるほどだ。つまり日本におけるプロスポーツとは、徹底的に小さい頃から全てをなげうって挑戦し続ける人たちのものであり、時にはそのために、知性や教養を身につけることなく大人になる人もいる。そしてそれが「めっちゃ稼げるプロ」に進化すると、彼らの言動は無罪放免になり、メディアや世間にもてはやされ、自らを律することを忘れる人もいる。

が、将棋界はちょっと違う。知性の宝庫であり、タイトルホルダーともなれば、それだけの責任がつきまとうということを理解している個々が織りなす集団なのである。だが、個性は一切捨てていない。

かっこいい。

そういうカルチャーを垣間見せてくれるのが、今回の話題のNumberの将棋特集である。

 私の様なにわかファンから、たぶんコアでディープなファンまでが唸る内容になっているところが、素晴らしい。そして、時々ちゃらっと推敲もしないような文章を垂れ流している私からすると、業界に通じたプロのライターさんの凄みを感じさせる内容でもある。「そうそう、この先生は、こういう風に撮って欲しかった!」とファンが思う様な良い写真が多いのも魅力だ。流石である。

 ネット中継ができるようになって、結果や見せ場のサマリーをチラッと読むだけではなく、リアルタイムで対局のすべてを視聴できる環境が整ったことが、業界にとっても追い風だったろう。対局のリアルとその深淵を、誰もがダイレクトに享受できる。

こういう番組もあるので、今から将棋をやってみようという方は、ぜひぜひ。

ちなみに、どうぶつ将棋というものを買っちゃおうかと思ったら、めちゃくちゃ高くてビビってしまった。これを見たら面白そうだったので。

スタディ将棋もリアル将棋盤も持っているので買う必要はないのだが、ちょっとおもしろそうだよね。

Switchのソフトもあるね。


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