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#13 キャリアを考えるうえで重要な「計画的偶発性理論」


個人と組織の成長の方向性が連動していて、互いに貢献し合えるエンゲージメントが高い組織を創りたい! アニキこと吉川です。


エンゲージメントが高い組織には個人の成長が大切なことはいうまでもありませんがその個人の成長には「キャリアビジョン」が重要です。

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その「キャリアビジョン」を実現していくための1つの重要な考え方として「計画的偶発性理論」があります。


計画的偶発性理論とは?

計画的偶発性理論は、1999年に心理学者のクランボルツ教授が発表したキャリア形成理論です。クランボルツ教授の調査では、ビジネスに成功した人のうち、偶然の出来事によってキャリアのターニングポイントを迎えた割合が8割にも上ることがわかりました。


身近な一例

成功者に聞くと・・・
「先日たまたま出た会合で隣に席に座った人が〇〇さんで自分のやっていること(悩んでいること)を伝えたら△△を紹介してもらえたんだよ!」
みたいな話です。
たいてい「たまたま○○さんに会って」とか、「たまたま〇〇に行ったら」など 「たまたま」という言葉がでてきます。


計画的偶発性を起こす行動特性

ではその「たまたま」が発生する行動特性はどのようなものがあるのでしょうか?クランボルツ教授は以下の5点をあげています。

  1. 好奇心(Curiosity):新しいことに興味を持ち続ける

  2. 持続性(Persistence):失敗してもあきらめずに努力する

  3. 楽観性(Optimism):何事もポジティブに考える

  4. 柔軟性(Flexibility):こだわりすぎずに柔軟な姿勢をとる

  5. 冒険心(Risk Taking):結果がわからなくても挑戦する、失敗を恐れて行動しないのではなく、「学び」とらえる


先ほどお書きいたしました、
「先日たまたま出た会合で隣に席に座った人が〇〇さんで自分のやっていること(悩んでいること)を伝えたら△△を紹介してもらえたんだよ!」


ですが、実際は好奇心学習した結果だったり参加したり、柔軟性を持って参加したり、楽観的に捉えて話しかけてみたり・・・ 自身が考動した結果が計画的偶発性を起こすということです。決して何もせずその場所にいるだけで計画的偶発性は起こりえません。


この投稿が今お読みいただいているあなたの「計画的偶発性」が起こるきっかけになれば幸いです。


私の計画的偶発性理論

私も今週 お会いする方がいらっしゃいますが、わざわざ東京への出張の際にお声がけいただきました。なんとこの方にお会いするするまでに8人の方に2年間でリレーのバトンのようにつないでいただきお知り合いとなり食事会が実現いたしました。


自分のやっていること、やりたいことを色んな形でお話していく中で、人をつないでいただいたり、勉強会に声かけてもらったりして今があります。


よく考えれば2年前に自分が国家資格キャリアコンサルタントを受験しようとか全く考えていませんでした。これも皆様とのご縁から自分のやりたいことが見つかった結果です。


皆様にも素敵なセレンディピティがありますように。


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