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赤いカニ

鳩が集団で水浴びをしていた(ヘッダー写真)。
鳩の行水は初めて見たので写真を撮ろうと近づくと逃げ出されてしまった。

ここ最近雨が降り続いているせいか、公園が水浸しになっていた。
一度の大雨のあとでもこんなにはならなかったので今年はやっぱり長雨だなあと思う。

そんな雨の影響だろう。子供と一緒に幼稚園に行く途中、蟹がいるのを見つけた。

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「アカテガニかなぁ」と聞かれ、「そうかもね」と答えた。

この間、NHKの「しぜんとあそぼ」という番組でアカテガニの回があったので覚えていたようだ。

実のところ、ぱっと見てわからなかった。アカテガニというのも子供と一緒にテレビで見て知ったくらいだ。子供の頃は便所蟹と呼んでいたような気もする。
水辺から遠いところにいたし、多分これはアカテガニだろう。

蟹と言えば、愛媛には五色姫の話がある。

この浜には、平家が滅亡して間もない頃、五人の平家の美しい姫がたどり着き暮らしていたが、一番年上の姫が砂浜にいた赤いカニと白いカニを見て、「赤いカニ」が平家で「白いカニ」が源氏と思い込み、白いカニを踏みつぶすため四人の姫に探してくるよう命令したが、四人の姫は白いカニを見つけることができなかったため姉姫に殺されて、姉姫も自ら命を絶ったという悲しい平家伝説が残されている。そして後に五人の姫は五色の綺麗な石となったと言われ、この伝説からこの浜を五色浜と呼ぶようになった。
(五色姫海浜公園HPより)

この「赤いカニ」が平家蟹だと子供の頃に教わった記憶がある。
……っていうか改めてこの話みたら、この姉姫ひどいな!
4人も殺めるのも、その理由も頭おかしい。
没落して気が触れたのだろうか。
五色の石は赤・緑・黄・黒・白だという。
横暴な姉姫は黒であってほしい。

愛媛にはこのような壇ノ浦で破れて没落した平家の話が伝わっている。
平家谷などは有名だ。

各土地に伝わる物語は面白いと思う。
旅行先の石碑や立て看板での解説は読むべきだ。

北九州にもいろいろと伝わる話があるのだろう。
まだ数年しか住んでいないのであまり詳しくはない。和気清麻呂の話くらいかな?

子供にお話するためにも収集していくのも楽しそうだ。




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