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PyCon JP 2022に登壇しました

こんにちは。マネーフォワードの吉住です。
2022年10月14日(金)から15日(土)にかけて開催されたスPyCon JP 2022に登壇してきました!
PyCon JP(以下、単にPyConと略します)は、プログラミング言語Pythonの年に一度のカンファレンスです。
私はDAY2の13時から、「Pythonで公的統計APIのオープンデータ活用」というタイトルで発表を行いました。
この記事では、登壇までの準備や始めての登壇を終えての感想をお伝えしたいと思います。


PyCon初参加から2022年のプロポーザル採択まで

PyConには、2017年に初めて参加しました。2018年には、Python x 金融のコミュニティ fin-pyの活動事例の一つとして、ポスターを出しました。以降は、PyConが動画前提のトークが多い傾向になったり、コロナ禍になったりで、聴講だけになっていましたが、2021年にマネーフォワードに転職し、マネーフォワードがエンジニアの社外イベント参加に積極的な企業だったのもあり、せっかくなのでプロポーザルでも出してみようかという軽い気持ちで提出したところ、今回、初採択いただきました。

ただ、「発表日までにライブラリ化して紹介」と書いてしまったので、採択いただいてから急ピッチでライブラリを作らないといけなくなってしまいました。。。
ちなみに、2017年には「エンジニアが身につけておきたい金融リテラシー」というタイトルで(動画不可で)プロポーザルを提出したのですが、繰り上げリストには入ったものの、残念ながら、採択されませんでした。この内容も別の場で話したいなと思っています。

登壇までの道のり〜ライブラリ開発〜

初めてちゃんとしたライブラリを作ることになり、まずは参考にするライブラリのコードリーディングから始めました。
今回、日本の公的オープンデータのAPIからデータを取得し加工するライブラリを作成したのですが、外国政府や国際機関の一部のデータをAPIで取得できるライブラリがすでにあり、そのライブラリをコミュニティの方々と一緒に読み解いていきました。
普段はデータ分析のコードを書いているのですが、正直、データ分析でクラスを意識することはあまりなく、ましてや、ソフトウェア的なテストとは無縁だったので、基礎から学ぶことばかりでした。
ちなみに、クラスの構造をざっと把握するには、pyreverseというライブラリが便利です。

ライブラリで工夫した点の一つは、データ取得のインターフェーズ部分やライブラリの構造を、参考にした海外のライブラリとほぼ同じにすることで、分析者に使いやすくしていることです。
その他、工夫した点は、noteだとコードの挿入がしにくいので、おいおい別の記事(媒体)で書きたいと思います。

登壇までの道のり〜トーク資料準備〜

資料は1ヶ月ちょっと前から作り始めました。
公的統計APIに関するトークをするということで、国内外にどんな公的統計APIがあるのかの調査から着手しました。
思いの外、多種多様なAPIがあり、どこまで調べて、どこまで載せるか悩みましたが、海外は主要な国際機関と米国政府の主要な統計に絞り、自分自身でも後々リファレンス的に使いやすいようにしました。
また、公的統計に関わられている方にヒアリングさせていただき、公的統計の活用意欲がさらに高まりました。
資料やコードは、マネーフォワードのメンバーやコミュニティの方々にを確認していただきました。
多くの方に確認やアドバイスをいただき感謝です。

登壇後の感想

登壇後は公的統計に関心のある方に話しかけていただいたり、Twitterなどでもポジティブなコメントいただいたり、準備は大変でしたが、プロポーザルを出してよかったと思います。
資料準備にライブラリの開発と大変でしたが、自分にプレッシャーをかけながら、学ぶことができるので、カンファレンスの登壇はおすすめです!
来年は、マネーフォワードから他にも登壇者が出るように(あとマネーフォワードがスポンサーになるように)働きかけていきたいと思います!

おわりに

マネーフォワードでは、社内外のデータを収集・整備して、Pythonなどで活用したいというデータアナリストやアナリティクスエンジニアを募集しています!
ご興味のある方はぜひカジュアルにお話しましょう!

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