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子供奮闘記

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小学1年生から6年生まで通う学童という場所で働いていた時に感じたことを綴る記録です。
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記事一覧

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2024   呼吸が浅い。姿勢が悪い。肩に力が入ってる。頭で考えすぎ。 課題が山積みだ。身体感…

金原 知宏
3週間前

#20 「育む時間」

児童養護施設にボランティアに行ったとある日のことでした。たくみくん(仮名)が話しかけてき…

金原 知宏
3週間前
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#19 「距離感について」

学童では小学1年生から6年生が利用しています。小学5年生、6年生にもなると、思春期の入り口…

金原 知宏
3週間前
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#18「自分からやるために必要なこと」

学童は第二の家庭と言われますが、何十人と利用する子供たちがいるので、集団生活ができるよう…

金原 知宏
2か月前

#17「子供らしさとは」

 色んな子供と関わってきました。勉強はしたくないと言い、遊んでばかりいる子もいました。宿…

金原 知宏
4か月前
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#16「おにいちゃんの葛藤」

学童で働いていた私が子供との関りを綴る日々の記録です。 幼稚園から小学生に上がる。担任の…

金原 知宏
7か月前

#15「お片付けのかけひき」

学童で働いていた私が子供との関りを綴る日々の記録です。 学童では本やおもちゃが数多くあります。片付けないと、あっという間に足の踏み場もなくなるので、遊びの展開に合わせて片づけるように声をかけます。散らかりすぎると心が落ち着かなくなりますし、整っていれば気持ちがいいですが、整いすぎると管理的になり、片付いていればいい、というものでもありません。「物」も含めて、空間の居心地の良さ/悪さ、落ち着く、落ち着かない、を決める大事な要素、ということですね。 いつものように片付けの声かけ

#14 「一緒にいても 離れていても」

子供の成長に合わせて、私たち支援者も関り方が変わってきます。 小学生の低学年の頃は近い距…

金原 知宏
10か月前

#13「叱るという教え方」

当時の私は「教えてあげる=自分の方が正しい」という感覚でしたが、これでは怒られる方が悪い…

#12 「味方のなりかた」

 子どもとの関りで、促すことはたくさんあります。手洗い、片付け、宿題、などなど、それらに…

♯11 言葉にすることの大切さ

「自閉症」というものがあります。 強いこだわりやコミュニケーションの苦手さが特徴なのです…

#10「けんかについて」

私が大学生の頃に児童養護施設でしていたボランティアで痛恨の失敗談を一つ。  ボールをいつ…

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#9「間に入ること」

 子どもの関係が上手くいかない時に、支援者は間に入る。どのように入るかは結構大事なことで…

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#8「言葉にすることと、あえて言葉にはしないことについて」

 子供が発した言葉には、背後に出てきたものとは違う言葉が潜んでいたりする。  語彙がない。心が大きくはない。そんな中で揺れ動いていて。出てきた言葉を言葉通りに受け止めたら真意とはずれるかもしれなくて。  言葉に加えて、その時の状況、その言葉を言う子供の性格(人柄だったり、考え癖だったり)を加味して、考えないと捉えにくい。  支援者(大人)からすると言葉が食い違った時に、「え、だってさっきそういったじゃない?」と言いたくなるけれど、子供からすると「(言葉はそうなんだけど、言いた

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