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何か一つを極めるということは

戸愚呂弟「他の全てを捨てること
それが出来ぬお前は結局はんぱ者なのだ」

浦飯幽助「捨てたのかよ?
逃げたんだろ?」

向井真吾「カーッ!痺れる!!
戸愚呂は兄弟ともに主人公達を通じて読者の精神的な成長を促してくれますナァー!!

最近は
「ある」「ない」
「する」「しない」について考えてて、
「捨てる」「逃げる」も近いのかなと。

たとえば「嫌がることを言われた」ことによって怒るとして、
それは「言われた(ある/する)」に対して怒っているのではなく、
「配慮がないこと(ない/しない)」に対して怒っているのではないか?
と思うことがある。
表裏一体というか、どちらでも同じことなのかもしれないし判断基準は人によって違うだろうけど、俺はこれ結構あてはまるな、と。

光があれば影もあるし、内側があれば外側がある、ということなのだが
自分はどちらに重きを置いた価値観を持っているのか、知っておくのも悪くないなと。
死なないことと生きることは違うし、太らないことと痩せるのも違う。
やりたいことをやることと、やりたくないことをやらないことも違う。
嘘をつくことと、本当のことを言わないことも、ちょっと違う。
光と影は表裏一体、一心同体ではあるけど、それぞれは別物。
どう捉え、どう考え、何を大事にして生きるのか、もしくは死なずにいるのか。
戸愚呂が捨てたと言ったものを、幽助は、しがみついてでも離さないと返した。
価値観の違いが、そのまま力の差となって、結果、幽助が勝った。
みんな違ってみんな良い、それは確かにそうなんだろうと思うが
その違いが、なんらかの差となることは同時に受け止めないといけない。
みんな違ってみんな平等、というわけにはいくまい。
他者と違うということは、いずれかの視点で見れば差は必ず生じている。
その差ごと容認できる精神がないと、少なくとも日本では生きづらいなと思う。

この歳になってまだ幽遊白書から学ぶことってある????
素晴らしいです、幽遊白書と、何からでも学ぶ姿勢を持つ俺。
霊界探偵助手の話くらい来てもいいんちゃうかな。
霊光波動拳、伝授してもらいたいですけど、どうですかね?
個人的には五大拳のうち「仙」「療」「修」に興味あります。
よろしくおねがいします」

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