焼そば求道〜破道①

カップ焼そば等に対して手を加えることで、麺や具材、ソースなどの調味料と調理法の相性を研究していく過程に入る。
入門編で分かったことは
【焼いた方が美味い】
【思っているよりも風味を大事にした方が良い】
【複数方向の味付けを混ぜると良い】
このあたりを大切に進めていく。
そもそも美味いものに手を加えるのだから、
違う物にするだけではなく、どれだけ美味さのレベルを上げられるかを評価していきたい。
⭐︎は、より美味くなった度合いに付けていくことにする。

1/6昼飯
「明星/評判屋」
以前の感想から、薄味ながら旨みはあり、固めが良さそうとのこと。
湯を入れて1分で上げ、ソースと絡め、風味をプラスするために刻みネギをトッピング。
これを少量の油でサッと炒める。
じっくり焼く。
ネギが増えた分を考えて少しだけ塩を足して一度混ぜ、再度焼く。
カップに戻したら付属のスパイスを絡めて完成。

⭐︎

湯戻しを早くしたおかげで焼いたあとでも伸びず食べ応えのある食感に。
しかし細麺はあまりバリッと焼いてしまうとベビースターみたいになるな。
麺が細いときは軽く水分を飛ばしてソースに焦げ感が出る程度にすべきか。
減塩を活かしたかったのでネギは大正解。
仕上げスパイスを少し弱めてしまったが、焼いた焦げ感との相性が良い。
アレンジによって違う物にはなったが、劇的に美味くなったかというと、それほどではなかった。

1/7昼飯
「マルちゃん/ごつ盛り」
これは入門編では飛ばした、親しんだ味。
量が少し多いのでその方向に、旨味を強くしていく。
付属のからしマヨネーズとの相性も考えなければ。

まずは豚肉と少量のニンニクを醤油で炒める。
固めに上げた麺を投入。付属のソースに加えて、辛子が映えるようにお好みソースを少々。
一旦混ぜたら、あまり焦げないように焼き、ここにレタスを混ぜる。
これにより、飛んだ水分を補いつつ食感をプラス。
レタスがしんなりしたらカップに戻し、
からしマヨネーズと鰹節をトッピングして完成。
名前から連想できるジャンク系に進化させてみた。

⭐︎⭐︎

からしマヨを「辛子」と「マヨネーズ」に分けて考えて調和を考えたおかげで
甘めのお好みソース、豚肉と辛子の組み合わせや
レタスとマヨネーズの相性が活かせた。
鰹節は、青海苔に替えた方が良かったかもしれない。全部同じ方向にブーストさせず変化球を混ぜても良かっただろう。あとはすすりやすさを考慮して少し油を足すべきだった。
しっかりとレベルアップさせることができた。
まだまだ行ける。

1/7 間食
「日清/鶴橋風月 極太焼きそば」(関西限定)
コンビニで見つけたのでつい。
基本的には既に食べたものをアレンジするつもりだが、新しく見つけたものも積極的に食べていこうと思う。
お好み焼き屋のコラボなので、一口味見をしてから、お好み焼き屋でありがちなマヨネーズと青海苔をトッピングしてみた。

⭐︎

極太とは言うものの、確かにカップ麺の中では太麺だがそれほどではない。食べ心地は良いが期待していたほどの腰はない。マヨネーズは酸味が邪魔をしてしまったかもしれない。
この感じを最高に好きなタイプがいるのだということは理解できるが、個人的には高く評価することができない品だった。


1/8昼飯
「明星/一平ちゃん夜店の焼そば」
夜店でソース味といえば焼そば、お好み焼き、たこ焼き、イカ焼き、そして「たません」だ。
たませんの要素を加えていく。
茹でた麺と付属のソースを絡めたらサッと炒めてカップに戻して付属のふりかけを足す。
天かす、青海苔、鰹節を乗せて、からしマヨ、ドロソース(辛子とスパイスを増強し卵で薄まる分を補強)をかける。
最後に目玉焼きを乗せて完成。

⭐︎⭐︎⭐︎

かなり完璧に近いレベルアップの形。
まさに夜店。
冷蔵庫にあれば、イカかタコを足したかったところ。紅生姜も。
メーカーがやりたい方向へ強くするのは分かってきたように思う。
次は少し違う方向を向けてみるか?


切り口を変えてみる。
1/13昼飯
「明星/麺神 鶏白湯」
ラーメンスープを、お湯少なめでどろっと作り、その一部とお好みソースを混ぜた鶏白湯ソースで焼そばにしてみた。

⭐︎⭐︎⭐︎

まず麺が良い。ラーメンで食べるのもいいが、焼そばにも向いている。
鶏白湯の濃厚なコクはソースとうまく混ざり合い絶品の味わいに。
ねっとり感の強さがまた良い。
麺で戦う系の袋麺なら焼そばに転化できると確信。
塩ラーメンで塩焼そばなんて多分大正解だろう。
ただ今回は海の旨みをプラスするのを忘れてしまったのが残念。刻み海苔が正解だったのだろう。
このアプローチはまた挑戦しようと思う。

愉快な生活苦