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About Tr10~Tr12. 'Resistance & The Blessing'

[2時間以上あるアルバムの全体像をしっかり把握するのは大変なので、段階に分け、鑑賞・解釈の邪魔にならない情報を出し一緒に聴き進めていければいいかもシリーズ]

曲を聴きながらどうぞ。
world's end girlfriend 'Resistance & The Blessing'
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Bandcamp (DL/3CD/4LP)
https://virginbabylonrecords.bandcamp.com/album/resistance-the-blessing

過去記事リンク:
Tr1~3. https://note.com/weg_vbr/n/n370f4e7fad18

Tr4~5. https://note.com/weg_vbr/n/nb542cca7d7ab

Tr6~9. https://note.com/weg_vbr/n/nab7b6236a014


10. Petals full of holes
詩:戸田真琴 朗読:samayuzame
詩はこちらで読めます→ https://note.com/weg_vbr/n/n19ce47e4cb7f
*「ここが楽園」がTr11、Tr14の「楽園追放」に繋がり。
*「赫い点滅」が「蠍の火」やTr28の「赤」に。
*この曲の「真裏」はTr26「Mobius」に。メビウスでは裏が表に。
上記は全て私個人の解釈です。


11. Eve
*Smanyと共作曲。
*シングルではシンギュラリティ前夜という設定でしたがアルバムでは楽園追放前夜。楽園追放って言っても 旧約聖書創世記の時代ってことではなくて、今より未来の時代での楽園追放です。
*前半は各音が少しズレた状態で鳴るように配置。
*最後のコーラスにリヴァースするドラム音でハモらせるというイメージ(ハモってはない)
*詩はSmany独自の虚無と優しさがあって良い。
*デモでは「世界が終われば..」パートは繰り返し1回だったものを大幅に拡大させて展開。
*シングルverから少しアレンジやミックスは変えてます。


12. Reincarnation No.9 - More tears are shed over answered prayers than unanswered ones
*サブタイトル部分はトルーマン・カポーティ「叶えられた祈り」のエピグラフより 「叶えられなかった祈りより、叶えられた祈りのうえにより多くの涙が流される」聖テレサ。この言葉はトルーマン・カポーティの天才性と人生に深く響きあいます。ちなみにカポーティ「叶えられた祈り」は未完で面白くはないのでおすすめしません。初期作品と「冷血」はおすすめ。
*いくつもの生を越える強い祈りと、呪いへと変容してしまいそうなギリギリの状態。
*中盤の様々な声が入った合唱パートはお気に入り。
*Tr2の変奏。Tr2と関連し時間と空間を越えるための祈りとして。


続きはまた後日。

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