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【中国留学経験者に聞く!第2弾】山城佑太さん(復旦大学語学留学)

 今回は、語学留学で上海の復旦大学に留学した山城佑太さん(26)に復旦大学での留学生活と帰国後の就職活動に留学経験がどう活きたのかについてお話を伺った。

-留学に至るまでの経緯を教えてください

 父親が長い間中国に駐在していたため、何度か中国へ訪れる機会がありました。その縁で大学一年生の時に、現地の中国人と実際に交流をしたことで、さらに中国という国に興味を持ちました。また、当時所属していたサークルの先輩にも感化され、復旦大学への留学を決めました。

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*留学先のクラスで撮影した写真

-留学先ではどのようなことを学んでいましたか?

 語学留学だったため、基本的には語学全般(読解、リスニング、作文、口語)を学んでいました。中国人の先生がすべて中国語で授業する形で、様々な国からやってきた留学生とともに週に3〜4日授業がありました。

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*授業の一環で万博跡地を訪れた際に撮影した写真

-留学中印象に残っていることは何ですか?

 大学一年生の時に日本で知り合った中国人と留学先で再度会う機会があり、拙いながらも自分の中国語が相手に伝わり、交流できたことや中国語が上達したことを褒められたことです。

 また、現地の中国人学生とともに80人規模の日中交流イベントを開催したことも印象に残っています。中国語も拙く、人脈やあても何もない状態で現地の学校の日中交流サークルの会長と直接アポイントを取って、企画作りを進めていきました。言語の壁やイベントに対する熱意や考え方の違いはありましたが、このような文化の違いを乗り越えてイベント開催ができて、大きな達成感がありました。

 このイベントで自信がつき、その後の生活も積極的に中国人の方と交流するなど順調に過ごすことができました。

-留学中辛かったことは何でしたか?

 授業や旅行などの場面で自分の中国語が通用しなかったことです。完璧に中国語をマスターすることは難しいと再認識させられました。

 現地の中国人と深い友人関係になるまでの過程に苦労しました。私が留学した上海の復旦大学は優秀な学生が集まっており、多くの学生は勉学で忙しい日々を送っておりました。

 一方で日本人留学生の私は比較的時間の余裕もあり、休日も様々な場所に出かけたり友人と遊んでいたりしていましたので、中国人学生との生活スタイルや価値観が合わなかった側面があったかもしれません。

 留学していれば中国人の友達はすぐにできると思っておりましたが、出会う機会があってもお互いの価値観が合わなければ、友人関係は疎遠となってしまうことを留学中に痛感しました。

 このような時間の使い方や文化の違いがありながらも、自分と仲良く関わってくれた中国人には感謝しております。

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*中国人の友人たちと撮影した写真

-留学を通して得られたものは何ですか?

 主に2点あります。

 まず、行動力が身につきました。普段日本であれば積極的になれない部分でも、外国という非日常的空間にいることから、積極的にコミュニケーションをとって、飛び込んでいくなどの精神力が鍛えられました。

 次に、かけがえのない友人に出会えました。中国留学していなければ知り合えなかったであろう、自分とは違うバックグラウンドを持った留学生と交流が持てました。

-就職活動の際に留学経験は活かされましたか?

 留学で得た行動力をアピールできたため、留学経験は活かされたと考えます。英語圏への留学と比較すると中国留学は稀有な存在なため、エピソードトークには事欠きませんでした。この点は、中国留学の強みかもしれないですね。

-今後の目標を教えてください

 外国と日本を繋ぎたいという気持ちは学生時代から変わっておらず、現在も継続的に外国と日本を繋げる活動に関しては草の根レベルでもいいので続けていきたいと考えています。仕事面では、国は問わず海外赴任など何かしらの形で海外と関わりたいと考えています。

-最後にメッセージをお願いします

 もし留学を迷っている人がいれば、是非留学してほしいと思います。
自分自身留学した1年間は語学力のみならず人間的にもとても成長できた1年で、自分を変えられる良いチャンスだと思います。
 コロナ禍で出来ることは限られていますが、今の状況の中で自分のできることを最大化して頑張ってください!

(日中茶龍と共同で作成した記事です)

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文/Hasegawa Hiroshi

(インタビュー内容は読みやすいように編集されています)

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