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『雨降り金魚』


作詞:ねこみ さん

作曲、ピアノ、歌:市井ヒロノ


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「ぜひお聴きください」。
シンプルなその一言がいちばんいいのかなと思いながらこれを書いています。


『雨降り金魚』

ユニット cat nap でご活躍中の ねこみ さんとの共作です。

(こちらは cat nap さんの作品です。ながくファンです、毎回新鮮な作品をしみじみかみしめています。ねこみさんの感性もねこむらさん(作編曲)の感性もすばらしい……そしてミクさんがほんとうに“そこにいる”……。どの曲も、高度な技術を盛り込みながら健やかなポップソングに仕上がっているのがすごすぎて、尊敬の念がやみません。)


『やけど』『スモーク』につぐ ねこみさんとのコラボ曲 第3弾。
今回はピアノ一本の静かな曲となりました。ねこみさんがこの歌詞を発表されたのが2017年で、私がこの曲に最初のメロディーをつけたのも2017年のことです。当時はハープを中心とした『やけど』の公開を優先し、こちらは未発表となっていました。

公開にあたってピアノ伴奏を見直し再録音しました。複雑なコードを付け足したりして、自分でいうのもなんですが、よい伴奏となったように思います。イメージしたのは合唱曲の伴奏。短めの曲の中に面白い転調が何度もあらわれるので、これはもうぜひ聴いて確かめていただきたいです。作っていて楽しかった。3拍子はやっぱりいいなあ。
リバーブの感じはCathédrale/Cathedral……教会、大聖堂、そんな音響です。最近よくテレビでヨーロッパをめぐる旅番組を見ています。建物も街並みもきれいで癒されますね。いつか行ってみたいなあ。

「歌詞に曲をつける」作業や「既存の曲をアレンジする」作業が好きです。普段、作詞・作曲・歌・DTM、と色々やっていますが、私は作曲がいちばん好きなのだと思います。私が作詞作曲をするときはいつも詞先……というより曲先でできたものはなかなか歌詞がつかずにインストになることが多いです。弾くこと、作ること、楽しい。

優美な中にふしぎや謎がわずかに覗くねこみさんの歌詞世界を、少しでも表現できていれば幸いです。
「雨と金魚。6月7月、梅雨あたりで発表したい!」と謎のこだわりをもち、数年間タイミングを逃し続け、今年ようやく発表できました。ねこみさん、こちらの勝手な都合にも快く応えてくださり、ありがとうございました。

梅雨のおともにぜひ。(沖縄奄美はもう梅雨明けしているのか。はやい。)


デザインもしました プラム色 金魚がおよぐ……


追記
Twitterが大変ですね。市井ヒロノはTwitterもやっていますが、使えなくなってしまったら、noteのほうにおります。あとはSoundCloudや YouTubeに曲があがっていきます。いろんなところにいるなあ。



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