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海が見えない場所で生まれ育ちました。 そのため憧れがあります。 海といえば。父方の里で見た瀬戸内海の穏やかな景色。母方の里で見た荒れた日本海。遠足で見に行った滋賀の海。あれは海ではなく琵琶湖。 明け方の静謐な海をイメージして書きました。 ハープには「ハーモニクス」という特殊奏法があり、弦の音高より1オクターブ高いぽわんとした音を出すことができます。このハーモニクスを活用してやわらかいピアノと合わせました。(曲の一番最後の音を聴いてみてください。)初音ミクDarkのしっと
昔の日記を読み返していたら と書いてあり……そこから作った曲です。 やや昭和歌謡風味のハープ&ボーカル曲。 ハープとボーカルだけの曲をいくつかためてあります。ハープ演奏を録音するとき、アンサンブルの曲より緊張しますね。弦の震え、響き、雑音、すべてが音楽に入ってしまうので注意深く弾いています。難しい。 つばめの国 詞曲/市井ヒロノ ベランダに立った ほの白む空は燕の国 煩いと言うわたし まだ君の言い方 低気圧の報せに映る空 モノクロ 蓋もなく夜を越えた 甘いだけの水を
つつじの咲く季節の、穏やかなお散歩。 タイトルを決める時に「つつじ」にしようか「ツツジ」にしようか「躑躅」にしようか迷ったのですが「テキチョク」という読み方もあるのは面白いなと思って漢字にしました。読みにくくてすみません。曲中に幸せな風景を目にして歩みをとめてしまう人が出てくるので、ちょうど合っていましたね。 (私が作る曲のタイトルは二字熟語など簡素なものが多いのですが、「曲を番号で管理していて、発表用タイトルがいつも決まっていない」のが理由です。「躑躅」は「75番」。)