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令和座第8回公演「∞」によせて

こんにちは。

私が今年1番の楽しみにしている、劇団令和座の舞台第8回公演のチケットの販売が開始されました。みなさまにも是非興味を持っていただきたく、ご紹介させていただきます。

アートワーク素敵

初めて令和座の舞台を観劇したのは第6回公演の時で、写真のモデルをご依頼している俳優片岡奈央乃さんにご案内いただき、静謐で鋭い作品性に一撃で魅了されファンになりました。

第6回・第7回の2作品しか観ていないので、正直おこがましいことではありますが、私の感想を述べさせて頂きます。
令和座の舞台は公演ごとの会場を存分に活かした空間作りが魅力的です。日常の地続きのようでもあり、全く異質な世界のようでもある、不思議な空間に引きずり込まれます。その中でばら撒かれるナンセンス・不条理、パワーワードが物語が進むにつれて毒のように回ってくる、そんな印象の会話劇です。
主宰・役者さんだけでなく、携わっているスタッフさん全員がとんでもなく高い熱意をもって制作されていることが伝わり、その密度の濃さもあって会場を後にしても、夜寝る前も、その翌日も、心の片隅にトゲが残り続けるような中毒性があります。

本公演もそうですが、舞台は公演期間が短期であることも少なくありません。また基本、再公演はありません。公演期間がバンドの解散ツアーのようなもので、次の機会は永遠に来ません。どんなに素晴らしい作品でも2度と出会えなくなってしまうのです。
観劇は映画や音楽ライブと違って、トレイラーなどの前情報となるものがないことが多く、どんな作品か分かりづらい為、なかなか足が重くなってしまうかもしれません。ですが少しでも心に引っ掛かるものがあれば、それは間違いなくその機会です。足を運ぶことを強くお勧めいたします。

未来永劫、どんなテクノロジーでも再現できない舞台上の人間の生の表現の力強さ、繊細さ、儚さを是非とも体感して頂きたいです。興味を持って下さった方はこれをいい機会として、劇場に足を運んでいただきたいと、心より願っております。

ホームページも素敵なんですよね。

それではまた。


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