見出し画像

ー日本語教員というお仕事ー ある日の打ち合わせ

最近、立て続けに新しく新クラスを担当することが決まって、今回は、大学の留学生ではなく、小学校、中学校での国際クラス開講のためのハードな打ち合わせをずっとこなしていました。
いつの間にか、大好きな紫陽花が咲いていて、いつもは、紫陽花が綺麗な近くの寺院に行く季節ですが、それも叶わずで、ちょっと残念な日々でした。

これまで、成人や留学生を担当することが殆どだったため、初等教育、中等部での日本語クラスをどうやっていこう、、、という悩みを抱えながらの打ち合わせでした。外国人児童が日本の小学校や中学校に入学してくることが多くなり、国際クラスを教育委員会と学校連携で運営したい、そこに常勤する日本語教員ということで頂いたお話でした。

カリキュラムを組んでいくために、学校や教育委員会、対象児童との面談などを繰り返して、やっと落ち着いてきたので、整理と記録のため、これから、同じ環境で日本語教員をされる予定の方の何かの参考になればいいという思いも込めて、ある日の打ち合わせスケジュールを書いてみます。

6時起床
コーヒーを入れながら、着替えて、身支度。
小学校→教育委員会→中学校→教育委員会という順番で1日打ち合わせのため、しっかりメイク。

コーヒーをのみながら、資料に目を通して、お仕事の条件に加えて欲しいことをおさらい。
学習環境を調整してもらうため、準備品、施設の希望も確認。

対象児童のカルテをみて、更に確認しておきたいこと、現状の日本語能力なんかももう少し知りたいので何がどこまでできるのか、具体例を書き出しておく。

7時半
簡単な片付け、簡単な掃除を済ませる。
ニュースを見て、出掛ける準備。

8時 家を出る

8時半小学校
校長先生、教頭先生、面談。
必要な書類を受け取り、児童の様子を聞いて、用意しておいたこちらからの質問シートを渡して、授業をどういう形で行うか、現状の予定を伝える。

教材も提案。
使用する教室などの案内を受けて、雑談など。
学校の雰囲気、先生方の様子見る。
今後のスケジュールなどを確認。

10時 小学校打ち合わせ終了

10時半頃
管轄の教育委員会へ
担当者と会って名刺交換など。
小学校での打ち合わせの内容を伝え、今後のスケジュールを確認。学習環境で足りていないもの連絡。小学校で用意してもらうものなのか、教育委員会が用意してくれるものなのか、細かい打ち合わせとか、依頼。

12時頃
教育委員会を出る。
昼食。

1時
今度は中学校へ。
中学校は、教頭先生のみ面談。
小学校同様に打ち合わせ。
中学校では、細かい時間割まで打ち合わせる。

小学校とは違って、中学校は、課題が思いの外見つかる。はじめの打ち合わせでちょっと違和感をもったり、大変そうだな、、、と感じるが何とかまとめて、教育委員会に戻る。

2時前
管轄の教育委員会へ再び戻り、中学校での打ち合わせについて話す。見つかった課題について報告し、小学校、教育委員会、中学校で再度、打ち合わせして、スケジュール等を調整してほしいことやクラス構成、具体的に私が何コマ授業を担当するのかなど、細かいことを伝えて、一旦、教育委員会で調整してみてほしいことを伝える。

4時前に教育委員会を出てお買い物。

5時半頃、夕飯準備をしながら、今日の打ち合わせのメモをパソコンに簡単に入力。

6時くらい
家族が帰宅。

色々と、今日の話をして、家族の今日についても聞いて、片付け。

7時半
入浴とか、洗濯。

8時から10時くらい
テレビを見たり、アイスを食べたり、本を読んだり。

10時から11時半
今日の打ち合わせメモから簡単なカリキュラムと教材、学習計画をパソコンに入力。

12時
就寝

なかなか寝付けず。
形になってるようで、なってない、今日の打ち合わせを思い出してモヤモヤ。

今あるクラスだけでも、十分じゃないのかな?と不安になる。

でも、小学校や中学校でもクラスをやってみたいな、数年前から考えると、前進してる、成長してる、この経験は、次に繋がると思い直して眠る。