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20240715 百年の孤独と積読

少し遠くのショッピングモールの本屋に行き、久しぶりに本を買った。浪人生のため最近は本を買うのも読むのも自重していた。買ったのは、最近話題になっている「百年の孤独」と、「田舎暮らし毒本」。

「百年の孤独」はSNSで見かけて気になったので買ってみた。恥ずかしながら知らなかったのだが、この本はノーベル文学賞を受賞していて1967年に刊行されたものらしい。文庫化されたから話題になっていたのか。

ちなみに、私はハードカバーより文庫本をよく買う。本当は美しい装丁のハードカバーもほしいが、何より私の本棚にはハードカバーが入るスペースがあと僅かしかない。本棚を増やすまでは文庫本で我慢している。でも文庫本にも好きな点は沢山ある。持ち運びに適しているし、学生にもお求めやすいお値段だし、カバーを取った時の表紙の手触りが好きだし、天アンカットを触るのも好きだ。

話が逸れてしまった。

帰ってから「百年の孤独」を読み始めて、今日も少しだけ読んで、今半分程。「百年の孤独」は自分と馴染みのない話であるため、かなり読むのに想像力と体力を使う。私は本を読む時、頭の中でドラマや映画を見ている感じなのだが、こういう話は読んでいて凄く楽しい。登場人物の一族の名前がかなり似通っている(父や祖父の名前を踏襲しているため)ので、一番初めのページの家系図と行ったり来たりしながら読んでいる。
以前登場人物の名前とその人物の紹介文を自分で一文で書いたものをメモに書き写して常に手元に置いて読む、というのをしている人をSNSで見かけて、やってみようと思ったがめんどくさくてやめた。
この本は途中で脱落した人も多くいるようだが、自分はどうだろう。今のところ好きだし、続きが気になるから最後まで読むつもりだ。

「田舎暮らし毒本」は、ふと目に付いたので買った。移住に興味があるので。これは積読に加えた。

ところで最近Twitter(現X)で積読についての論争が繰り広げられているが、年間六冊以上の積読は年一万円近くの無駄になっているという記事を書いた人は、別に普段好んで読書をする人ではないのだろうと思った。読書好きは、積読を損得勘定で考えたことはないはずだ。
私は積読にはいつか読むに相応しい時が必ず来ると思っていて、でもそれがいつかはわからない。明日かもしれないし、数年後かもしれない。でも私はある事で悩んでいた時にふと目に付いた「きりこについて」を読んで一人で泣いたあと立ち直れたことがあるし、高校を卒業して数ヶ月経った時にふと「桐島、部活やめるってよ」を読み、もう戻れない青春の眩しさに思いを馳せたこともある。「きりこについて」は買った直後に読んだ時はあまりはまらなくて序盤で読むのをやめてしまっていた。まだ"その時"ではなかったからだろう。「桐島、部活やめるってよ」は二年ほど寝かせていたのだが、もし高校生時代に読んでいたら、当たり前の日常すぎてあまり響かなかったと思う。


支離滅裂な文章になってしまったが、私はこれからも今は読まない本を買い続ける。読みたい本が本棚にまだまだあるというワクワク感を買い続ける。

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