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リバイバルするドレス

ファッション雑誌などを見ていると、「○○年代に流行った△△が再ブレーク!」という文字を目にすることが多くあると思います。(最近だとルーズソックスや厚底ブーツなどが挙げられますね)ウェディングドレスにも洋服と同じように流行があり、時代を廻ってデザインに反映されているのです。

イマドキ花嫁の親御様世代の方々が結婚式をされた1990年代初め(いわゆるバブル期)のドレスといえばハリのあるタフタやサテン生地が主流で、肩には特徴的な大きなパフスリーブがあり、トレーンは長くカットレースのデザインが多いことが特徴的。今のドレスと比べるとかなりボリュームのあるドレスが多く、リボンやフリルを多用したデザインが目立ちます。時代を象徴するように、豪華で華やかにすることが一番とされていた時代です。

それがバブル期が終わり1990年代後半に入ると一変。結婚式自体を小規模にする流れがあり、豪華で華やかなイメージから、シンプルなデザインのドレスが多くなります。肩のパフスリーブもキャミソールタイプに変わり、スカートもボリュームを抑えたスレンダーラインが登場します。

そして2000年代に入るとガーデンウェディングやリゾートウェディングの人気も高まり結婚式が多様化。会場や場所、挙式スタイルに合わせて自由で動きやすいデザインを選ぶ傾向に。肩のデザインがないビスチェタイプのドレスが流行します。今でもこのビスチェタイプのドレスが主流となっていますね。

しかしここ最近のドレスを見ていると、肩や腕にボリュームのあるパフスリーブデザインのドレスがとっても多いのです。バブル期程ではないですが、しっかりボリュームがある袖が二の腕もカバーできて可愛いと人気が復活しています。
お打合わせをしていても、「こんなドレスありますか?」「こういうドレスが着たいんです」とパフスリーブデザインのドレス画像を見せてくださる花嫁様が多いなと感じます。

ISAMU New York IN-136(OW)

パフスリーブなどの袖付きが当たり前、気付くと袖なしが当たり前、そして今また袖付きのドレスがリバイバル。今回は主に袖のデザインのお話をさせていただきましたが、スカートのボリュームやデザインをとっても同じこと。何回もリバイバルを繰り返すドレスデザインにこれからも目が離せません。


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