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5年越しに廃棄ドレスがモンゴルで輝く日。

「もう一度、モンゴルで廃棄ドレスを使うことになったよ!」
Mちゃんからの突然届いたメッセージ。
そこには、満面の笑みをしたカップルの試着写真を添えて。
そう、今日は寒露と一粒万倍日。何万倍にも夢が膨らむ日だったのだ。

Mちゃんの故郷はモンゴル。今は日本で暮らしている。
彼女とは南アフリカツアーで出会い、意気投合した私達は、5年前にモンゴルの花嫁に廃棄ウェディングドレスを届けたことがあった。

そのことはまた別の機会に書こうと思うが、ウェディングに手が届かない2組のカップルにドレスを着てもらうためウランバートルまで旅をした。

そして、オーダーメイドの仕立て屋を始めたMちゃんのママに、レンタル事業としてドレスを託したのだが、コロナ禍にも重なり、モンゴルでは失敗に終わってしまっていた。

そんな矢先のできごと、また廃棄ウェディングドレスを使ってもらえると聞いて、胸が高鳴った。

でも、奇跡はそれだけではなかった。
「今回の花嫁は、私達が5年前に出会ったカップルを紹介してくれた人なんだよ。自分は他の人と比べて結婚するタイミングも遅かったし、、、と躊躇していたみたいなのだけど、着てくれることになったの!」

Mちゃんの嬉しそうなメッセージに号泣してしまった。

私の夢を実現するために、カップルを探してくれた方がいたことも知らなかった。(そう、今回の花嫁さんと面識がないのです。)
当時のことを思い出すと、自分の気持ちばかりを前面に押し出し、陰ながら支えてくれている方を思うことがなかった。

そして、この活動に力を貸してくれた方が、廃棄ウェディングドレスを着て幸せになる日が来ると思っていなかった。

「やっぱり廃棄ウェディングドレスには、花嫁さんを幸せにする力があるんだね!」というMちゃんのメッセージは力強かった。

今回の花嫁さん。かつて、カップルを紹介してくれてありがとう!タキシードも、ベールもグローブも色々なメーカーさんから廃棄品を譲って頂きました。皆さんにもお礼を伝えに行きたい!

本日は、モンゴルでのレンタル第一号の記念日。
「レンタル代はいくらにしたの?」と聞いてみると、、、
「それがね、ママは無料で貸しちゃったんだ!(笑)」
Mちゃんのママらしくて思わず笑ってしまった。

5年間も廃棄ウェディングドレスを大切に保管してくれたママの優しさにも感謝、感謝!!

そして、毎回不思議なのだが、、、
廃棄ウェディングドレスは、花嫁のサイズにピッタリと合う。
モンゴルもフィリピンも日本も、、、いつもピッタリと合うのだ。

きっと偶然じゃない。
だって廃棄ウェディングドレスには、花嫁を幸せにする力があるからね!

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