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テックキャンプの評判を現役エンジニアのウェブカツ顧問が徹底レビュー後編

どうも、プログラミングスクール「ウェブカツ!!」代表をしている「かずきち」です。

https://webukatu.com/

まこなり社長が運営するテックキャンプさんについて書かれている記事の評判レビュー後編になります。

テックキャンプさんはコチラ:https://tech-camp.in/



英語学習の挫折率はなんと◯%

因みに英語を独学で学んだ場合の挫折率は8割を未だに超えていますが、既に20年以上前からスクールが存在し、教育の歴史がある英語学習での挫折率はどれくらいか知っているでしょうか?


1年以内に挫折する人が5割


です。

https://juken.oricon.co.jp/rank_english/special/study/not-give-up/

教育が発達しているはずの英語でさえそのレベルです。要は

続けられるかどうかの多くの原因が本人次第

なのが当たり前です。そこをスクールに求めてるのがそもそもお門違い。スクール側がこんな事言うのもアレなんですが、

スクールに続けられるかを求めるな

ということです。

もちろん、継続には環境要因は大切ですが、そこを整えるのには当たり前ですが限度があります。

ライザップですら、挫折する人、結果にコミットされなかった人はいます。

だから、続けられるかどうかで選ぶのではなく、

悩んだ時の解決環境が用意されているか

自分が到達したいレベルのカリキュラムか

で選ぶしかないんです。あとは自分がやるかどうか。心理学だのメンタリングだの魔法のようなものを求めがちですが、そこで変わるのはちょっとの効率差で劇的な変化なんて絶対に得られません。

劇的な継続を得られるのなら、国が導入してますよ。継続さえ出来ればなんでも到達出来ますよね?継続さえ出来れば頭の弱い人でもMITだって到達出来るわけですし、継続に劇的な変化をもたらすメソッドがあったとすればノーベル賞確実にもらえることでしょう。国力で他国に圧倒的な差がつけられ、ギャンブルやタバコも皆やめられるわけですから。

巷で出ている継続のコツなんてものは、微々たる効果しかもたらしません。当たり前に気付きましょう。


このブログで言われていることがめちゃくちゃ大事なので必ず読んでくださいね。

https://takeokurosaka.com/english/mind/dont-give-up-english/



低質なカリキュラムだと人が必要。人がいるから受講料が高い?

僕も未経験から独学(その頃はスクールなどなかった)で死に物狂いで食らいつき、何十回と挫折しそうになりながら業界へ入り、フリーランスとして7年もの間10社以上に渡って現場を経験してきていますので、

未経験者が開発者として成長するための要素、悩みやつまづきやすい部分

というのはわかっていますが、

未経験者ほどこの「なんでこうなるのか」をきちんと説明してあげない限り、成長は出来ません。

もちろん、教材の質が低くても「講師の人に聞けるからいい」というのは一つありますが、

そこの人的コスト必要でしょうか?

生徒である、あなたがそれを負担をしているんですよ?

そもそも、スクール側は教材がきちんと作られていれば払う必要のないお金ですよ?

そこをしっかり作るのがスクールの役目ではないでしょうか。


他にも、

完全初心者がエンジニアのスタートラインに立つために必要なスキルセットがゴールとなっているテックのカリキュラムにおいて,カリキュラム以外の知識は「勝手に身につけてね」,なのです。

と言われていますが、実際うちの生徒さんに聞いても同じ意見なようです。

ぶっちゃけ、スタートライン立つだけで高くね?

と僕なら思ってしまいますが、受講を決められる方々は僕ほど貧乏ではないのでしょう。



ビズリーチと子供ちゃれんじ感が得られるウェブカツ!!

ちなみにウェブカツ!!の場合だと生徒さんが企業の面接で

「ここまでのスキル、どこで身につけたの!?」

というビズリーチ的な扱いを受けることがよくあり、現場に入ってからも

「あ、ここウェブカツでやったとこだ」

という、子供ちゃれんじ感が得られるそうです。


また、未経験にも関わらず、経験年数1、2年の求人に応募して内定をもらっていたり、就職をしてからも経験者と方を並べて仕事が出来ている状態です。

それで、受講料30万程度

何がいいのか、自分の目で判断できる力というのはとても大切ですね。

ハイクラスな人はビズリーチに登録してください:https://www.bizreach.jp/



テックキャンプさんの質問し放題はどうなのか?

ちなみにうちも質問し放題ですが、実際質問はほとんどせずとも済んでいる状態で、講師も元生徒で既に他社で現役エンジニアをされている傍で仕事をしていただいているので、「現場では実際はこう」「他の業界ではこう」「エンジニア界隈では〜」といったこともアドバイスしています。

https://twitter.com/kazukichi3110/status/1335594074691096576

私も経験していますが、実際、未経験者の方にはそういう情報がとても大切なんですよね。

要は、

教材がしっかり作られてれば質問すら多くはいらない

ということです。


反対にテックキャンプさんでは、カリキュラムの事しか分からない?人が講師をやっているようですね。うちの生徒さんで元テックキャンプ生徒の方は「ちょいちょい質問がほったらかしだった」と言っているので、当たり外れがあるようです。

メンターごとの経験値もまちまちで,5分で解決してくれる人もいれば,30分かけたり,メンター自身も理解してないで解決したりと,メンター質がバラバラでした。その上,メンターは指名ができないため運ゲーです。

これだけを見る限り、当たり外れのあるものに60万ものお金を払える勇気は僕にはないようです。



テックキャンプの転職率99%はダテじゃなかった。転職活動の実態

確か、テックキャンプさんは最近のを見ると

転職率99%(2020年6月だったか8月時点)

を謳っていたかと思いますが、(Google広告経由しか表示されないかな?)

実際はこちらの筆者の方が語られている通りでしょう。

私の就活事情ですが,CAにはSES以外の企業の求人だけ欲しいとフィルターをかけていたのですが,実際送られてきた求人の30%はSESでした。div経由のES通過は1件のみで,6月以降のdivからの求人はなしのつぶてでした。ちなみにwanやgreenなど他の求人サイトでの自己応募は100近く行いました。この部分に関しては別のノートでまとめられればと。

そのレベルしか教えていないスキルを引っさげていては、このコロナで夏頃から未経験求人が激減している中で内定が決まるわけもありません。

僕も自社で採用担当していますし、フリーランスの頃にもリーダーを任されていたり、マネジメント経験が豊富で、現場の採用担当やエンジニアからも一目置かれていましたが、その程度のスキルではもうこの状況下ではまずもって受かりません。



プログラミング未経験者はコロナ余波からの求人動向に注意

求人件数の現状についても、筆者の方もきちんと語られていますね。

求人件数について,divホームページでは殆ど求人件数は変わっていないと記載されていますが,「実務未経験・完全初心者」の求人件数は激減し,その分「実務経験あり」の求人が増えたことによるもので,実際の就活市場は悲惨でした。HPは「エンジニアの有効求人」と記載されているので,嘘を付いてはいませんが,このような背景があることを心に留めておいてください。

私は元人材紹介のシステム屋ですし、業界には詳しい方ですが、

現在、コロナで未経験OKの開発求人は10分の1にまで激減しています。

IT系求人数NO1を誇る、人材紹介業向けの求人データベースを提供している「カウレポ」さんでそういった状態となっています。

IT業界求人数No1クラウド求人データベース「カウレポ」https://courepo.jp/lp

緊急事態宣言あとの〜6月くらいまでは企業も「直接的な打撃を受ける企業」以外に影響はさほどなく、未経験向け求人にも変化がなかったんですが、やはりそこ以降から「間接的な打撃を受ける企業」が増えたことで事業低迷するIT企業が増えていき一気にガタガタと崩れはじめました。

梅雨ごろまでは、飲食や航空が直接的にダメになり、そこから下請けやマーケティング、オリンピック関連事業といった余波が広がっていったのでしょう。

その頃は、うちの生徒さんでも残念ながら失業されてしまい、部費が払えなくなった方が増えていました。


この方も、インフラエンジニアとして就職できたようですが、そもそも

web系エンジニアになりたくてスクールに来たんではないの?

そこを目指して金を払ったんじゃないの?

と思ってしまいます。インフラエンジニアをしたところで、web系エンジニアとは畑が全く違うので、結局0からスタートなんですけどね。

それを未経験の方は知る由もありません。

転職成功と言えるのかと言えば、僕的には言葉は悪いですが

失敗

だと思います。もちろん、他の内定もらえていないテックキャンプ生徒さんに比べたら成功なのでしょうけれどもね。

(僕なら確実にクレーム入れてゴリゴリ詰めますけどこの方は優しいですね。)


ぜひ、うちの生徒さんとテックキャンプさんの生徒さんとで同じ企業に応募してどっちが内定もらえるか勝負してみたいですね。



ウェブカツ!!はコロナでも内定報告続出

ウェブカツ!!でも、TOPページに内定企業の一部を公開していますが、都内大手企業から地方まで様々な企業への内定報告をこのコロナ渦中でも生徒さんからいただいています。

もちろん、web系の開発者として。です。

当たり前ですね。

そのために僕らスクール側はお金をもらい、その価値を提供しなければ

社会に存在する価値などない

と僕は思いますから。

ですので、テックキャンプさんの謳う転職率というのは

開発者としてじゃなくても転職したら転職だよ

自社サービスでなく、SESでも転職は転職だよ

っていうことです。

転職率99%はダテじゃないですね。漢気がすごいなと思います。



テックキャンプって月額制なの?

こういった記事や公式サイトにも掲載されていますが、

これ、

月額制というか、分割払いで月々支払うだけ

ですから。

うちも、分割としちゃ月9,570円(税込)〜だし。



僕は、FP資格も持ってますし、保険の営業で数百人の家計をコンサルしてますが、保険と同じく

トータル払う金額

で考えるってのがとても重要なんですよ。

お金に関する知識に疎い一般収入、低収入な家庭ほど

「月々が安いかどうか」

だけで購入判断することがとても多くて毎回説明して諭していましたが、

経営者層など高所得者層になるほど

「結局トータルいくら払うの?」

ばかり聞いてくるから不思議なものです。

それだけ、低収入な人とそうでない人とではそもそもの考え方が違うんですよ。



そもそも、人材紹介系スクール多すぎ

そもそものお話なんですが、人材紹介業をメインとしたスクールになっているのが今のテックキャンプさんです。

正社員斡旋の人材紹介業というのは専門的には「有料職業紹介事業」と呼ばれ、1日ですぐ終わる「責任者講習」というものを受けて、500万以上の資本金入れとけばやれる事業なんですが、

業界として斡旋すると就職者の年収の3割を報酬としてもらえる

ような仕組みになっています。

年収350万なら 、105万円

年収400万なら、120万円

ものお金が企業から斡旋業者へ流れます。

ということは、どういうことか分かるでしょうか?


スクールは、あなた方個人の将来的に必要な教育を施すことよりも、手軽な教育を施し企業へ斡旋する方を選ぶ


ということになります。

要は、


人材の回転寿司

人材の俺のイタリアン

回転率を上げて、早く教育を終わらせ、早く会社にぶちこめ。


こういう方向の方が企業として「売上が上がり、利益も上がる」わけですね。そりゃ、企業活動としては当然そちらに流れやすくなります。ITエンジニアは転職も多い分、同じ人をなんども別企業へ斡旋してなんども稼げますしね。

ですが本来、スクールというのは

「企業がかけるべき教育コストを個人自らで負担し、スクールはその教育コストを抑えられる教育を施す」

ためにあります。それが社会的な根本的価値です。


しかし、こういった「人材紹介業メイン」のスクールの弊害というのは、

結局、低いスキルで企業の教育コストが削減されない

となれば、なんのためにスクールへ個人はお金を払うのでしょう?

なんのために企業はスクールへ報酬を払うのでしょう?

2重課税もいいところです。


まぁ、うちもエージェント経由で人を雇った経験ありますし、エージェントという仕組みもいいとこあるんですが、そこらへん深い話はまたいつかしたいなと思います。




スキルなくていいから、早く転職したもん勝ちでしょ

こういう未経験の方結構いるんですよね。

そういう人たちに一言、言いたい。


んなわけねーから。


僕は未経験からずっとこの業界に携わって、現場のエンジニアとして周りの低収入エンジニアが多い現状も含めて多くを知っています。

技術知識もない、営業能力も僕よりない方ばかりの頭の悪いエージェントの営業が語る業界動向じゃなく、実際の生の現場の有様を。です。


現場で優秀なエンジニアがなぜ優秀かみなさん分かりますか?

現場で経験を積んだからだと思っているでしょうが、そうではありません。

家に帰って自習、自分で勉強しているから「優秀」なんです。周りの人たちより「スキルがある」わけです。

https://twitter.com/kazukichi3110/status/1332948633038176257


現場の実態としては、人材不足な中で教育もままなりませんし、研修でさえ数ヶ月。あとは体で覚えろ。です。そこからもある程度はフォローはしてもらえますが、手取り足取りでは決してありません。

技術のない人が建築で家をいきなり建てさせてもらえるわけもなく、欠陥だらけであれば、それを修正するために先輩なりが時間を取られ、その取られた時間を本来使うべき施策など開発に費やすことができなくなるわけです。


そうなれば、

エンジニアとしてのスキル成長は実務だけでは乏しい。

成長スピードは遅いわけです。

成長が遅ければ、収入だって低成長です。

そのまま過ごしているうちに優秀な後輩に抜かされて首を切られるかもしれません。


だから、僕はカプセルホテルに泊まりながら、新婚の嫁に「結婚してる意味ないじゃん」と言われながらも、勉強をしたおかげで、5年、6年先輩のエンジニアより技術スキルがあったわけですし、お金ももらえていました。

ウェブカツ!!の生徒さんでも転職活動で企業から

「こんなスキル、どこで身につけたの?」

と言われるわけです。

それだけ、本来実務だけで成長出来ると思って仕事をしているエンジニア達は成長スピードが遅いというのが実態なんですね。




じゃあ、大学で学べばいいのか?

もちろん、じゃあスクールより大学で学ぶべきだ。という意見も実際ありますが、

大学のように4年も教育してたら相当な費用を個人が負担しなければなりませんし、そもそも入るのに受験勉強もして、入ってからも仕事しながらとなれば現実的じゃありません。

また、大学というのは「研究をする場」なので、仕事に生かすとしては、とても非効率です。実際、僕も元情報システム系の大学を4年目で退学していますが、全然役にたってませんから。

もちろん、そういう現場に携わり、そういうポジションに就けば使うでしょうが、世の中そういう現場の方が少ないんですよ。

建築でも超高層ビルを設計できる人と一般のマンションや住宅を設計する人とでは、もちろんレベルが違います。

ですが、

世の中に圧倒的に現場が多いのは「一般住宅」ですから。




エージェント経由はやめておこう

また、人材紹介業者(エージェント)経由での応募はやめるべきです。

先ほどの仕組みから言えることですが、


エージェント経由で応募すると企業はその分支払う金が増えるので、審査の目が厳しくなる。


ということです。なので、必ず直接企業のHPから応募した方がいいわけです。もちろん、大手企業は別ですし、企業にもよりますが、中小でお金があまりなくて身銭を切る経営者が審査を行なっているところは必ずそういう目が無意識に入ります。

みなさんも普通の買い物でも、「無料」であればもらうけど「お金がかかる」となれば、一気に目の色変わりますでしょ?



最後に

ここまで色々お話ししましたが、最後にまとめるとこうなります。

要は、僕はこう言いたいんですよ。




テックキャンプって、いいですよね。




余談:漫画「はたらくプログラミング」漫画がKADOKAWAより発売

ウェブカツ!!が考案、構成、監修した、初心者でも子供でも楽しみながら「WEBの仕組み」が学べるプログラミング学習用の完全な200Pにも及ぶ漫画

「はたらくプログラミング(略して、はたプロ)」

が12/24に発売となります。

著者は実はうちの卒業生さんです。英語翻訳家をやっていたり、漫画も書けたり多彩なスキルを持っていてすごいですね。


99%の「漫画で学ぼう」系プログラミング学習書籍が「漫画」と唄いながらも「一部漫画であとは解説やコード」となっている中、「ストーリーのある完全な漫画」としてお子さんでも楽しめるものとなっています。

プログラミングを学ぶ前、そして学んだ後で再度読むととてもWEBの仕組みや流れがイメージしやすく、今後多くのスクールや学校教育といった現場で補助教材として活用されることになるでしょう。


クリスマスプレゼントやご自身のプログラミング学習の補助教材としてもご活用ください。

はたらくプログラミング 完全版
Amazon.co.jpによる
詳細はこちら: https://www.amazon.co.jp/dp/4046801352/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_-yu0Fb2TYXYT5?_encoding=UTF8&psc=1












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