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DHL GFがGoGreen Plusサービスを活用し豪向けにブリヂストンタイヤを輸送

DHLグローバルフォワーディング(DHL GF)は10月24日、貨物輸送に伴うCO2排出量を削減する“GoGreen Plus”サービスを利用し、ブリヂストンの「ENLITEN」技術搭載タイヤを東京からブリヂストン・ワールドソーラーチャレンジが開催される、オーストラリア・ダーウィンまで輸送したと発表した。

今回、日本からオーストラリアまで輸送されたタイヤ「ENLITEN」

“GoGreen Plus”では、CO2e(二酸化炭素換算)削減とSAFや持続可能な海上輸送燃料の使用(インセット)を選択することができ、輸送や流通を含む企業のバリューチェーンで発生する間接的な温室効果ガスに値する“スコープ3”の排出量削減が可能となるサービス。

インセットはオフセットとは異なり、事業活動に直接関連する排出量を削減する取り組みとなっており、Science Based Targetsイニシアチブのもとで炭素削減の取り組みとして認定される。

今回は、持続可能な海上輸送燃料(インセット)とVERゴールドスタンダードのカーボンクレジット(オフセット)による排出量補償を組み合わせることで、100%カーボンニュートラルな輸送を実現した。ブリヂストンは、イベント終了後、復路でも“GoGreen Plus”を利用するとしている。

DHL GFジャパンのカールステン ミカエリス代表取締役社長は、「お客様が“GoGreen Plus”を使用すればするほど、代替燃料やクリーン技術が使用される。これにより物流は一歩ずつ環境にやさしくなっていく」と述べた。さらに、「当社は、2050年までにネット・エミッションのロジスティクス達成というミッションの元、クリーンオペレーションに努めている。“GoGreen Plus”は中期的サステナビリティロードマップの一部であり、燃料需要の30%を持続可能な燃料で賄うというサブターゲットの達成に貢献している」とコメントしている。

同社は、パリ協定に基づきCO2排出量を削減するため、グループ全体で2030年までに70億ユーロを持続可能な燃料とクリーンテクノロジーに投資する予定としている。

2023年10月30日掲載

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