飲むだけで検査が出来る?小腸カプセル内視鏡とは。

内視鏡の話しをしたときにたまに聞かれることがあります。
「カプセル内視鏡ってカプセル飲めば出来る検査があるって聞いたんだけど。」と。

カプセル内視鏡には2種類あります。
小腸カプセル内視鏡と大腸カプセル内視鏡です。
今回はこのカプセル内視鏡の中の小腸カプセル内視鏡について解説していきますね。

小腸カプセル内視鏡とは。
小腸カプセル内視鏡について解説していきます。
まず初めに小腸カプセル内視鏡の解説をする前にカプセル内視鏡と聞いた方の中には「カプセル飲んで検査が出来るなら胃カメラしなくても大丈夫でしょ。」と話す方もいます。
答えはもちろん出来ません。
ここからは小腸カプセル内視鏡についてです。
小腸カプセル内視鏡と字のごとく小腸を検査することを目的としたカプセル内視鏡です。
小腸用の内視鏡もありますが小腸は長さ約6mもある長い臓器であるため一度の通常内視鏡では観察することが困難です。
ですがカプセル内視鏡なら観察することが可能となります。
実際の流れとしては検査8時間前より食事はできません。
また、色のついた飲み物も控えてもらいます。
通常の上部消化管検査である胃カメラの前日の準備と同じように考えていただいても構いません。
カプセルを飲む前に心電図のような丸いシールを上半身に貼っていきます。
シールの先に持ち運び出来るサイズのレコーダーとつなぎます。
これで準備は完了です。
あとはカプセル内視鏡を噛まずに飲むだけです。
大きさは少し大きめです。
サイズは大きさ縦11×横26mmほどのカプセルとなります。
内服で飲むカプセルよりも大きいです。
いざカプセル内視鏡を飲み込みます。
飲み込んだら飲水が2時間程度できません。
4時間後には軽食であれば食事も可能となります。
あとはカプセルで撮った写真をレコーダーに送ってくれます。
検査スタッフが大腸に到達したことを確認してシールをはがして検査終了です。
体内のカプセルは専用の回収キットがあるので回収の説明を聞いてあとは便から出てくるのを待つのみです。
個人差はもちろんありますが2日程度で排出されます。
小腸カプセル内視鏡は保険診療で行うことができます。
もし興味があるかたは一度医師に相談してみてはいかがでしょうか?

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