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#2 マカッサルの衝撃

「えっ、嘘!?」

「これが本当に1239円の部屋だと思う!?」1239円!!
「おっー、このホテル1239円やったんや!?信じられんねー」

旅の計画を始める時、HIROがまず開くのは《 地球の歩き方 》
コロナ前、2020-2021版を買ってきて 「マカッサル情報、少しやけどあるある!」

『ビジネス客が急速に増えているマカッサルでは、中級以上のホテルが不足し、どこも満室気味か客室料金も急速に値上がりしている。事前予約要』とある!えー、そうなんだ!

けど今回は8ヶ月近く暮らすことになるから最初の1週間だけ予約して、後は現地で見て回ってじっくり探すことにしてるから。

通常、海外のホテルを決める時の私の基準は
①予算
②ロケーション
③評価(泊まった人たちのコメントも)

今回、HIROのホテル希望条件は、マカッサルが海沿いなので「できれば毎日夕方、西日があたらない所でゆったり泳いだり、岸からイカ釣りでもできれば最高やな~」

そうか~「海の真ん前じゃなかけど、街中でスーパーやカフェレストランに囲まれとるし、ジャパニーズレストランもすぐ前やし、どえらく安かホテルがあるけん、最初の5泊だけ試しに取ってみるね!」

今までで1番安いホテルだから不安はあるけど、すぐ他に移るからね~、MIO(娘)が落ち着いたら、MIOの近くにアパート探すしね~、と簡単に決めた宿だった。

空港から40分ほどでホテル到着「サイト写真と同じ!」
安いホテルはよく、オープン当初の新しい写真を載せて目くらましするから。。少しテンション up !

フロントの笑顔溢れたスタッフが片言の英語で対応。
英語勉強中なのか、"英語が使えてうれしい~"オーラが伝わって来る。

「Enjoy your stay !」
「Terima kasih (テリマカシ)!」インドネシア語でありがとう!と言ってみた。私もうれしい~
                     
エレベーターで7階へ。
「なんせ1239円だからね、5泊だけ我慢しなくちゃ!」と、自分に言い聞かせながら、カードキーをドアノブの下に当てる。「ピッ」ドアを開け、ドアスロットにキーを差し込む。。

間接照明でセピアに淡く照らし出された部屋は、まるで豪邸のゲストルームだった〰〰(見たことないけど想像はできる) えー!部屋間違いじゃ?!

真っ白いフロア、白と茶系の落ち着くコントラストでまとめられた壁、凝ったデザインの白天井、可愛い赤椅子と白テーブルのダイニングセット、工夫を感じる収納スペース。

程よく固いマットレスと丁度いい重さの掛布団、勢いよく出る温水シャワー、備付けのソープとシャンプー、二人分置いてあるミネラル水と歯磨きセット、夜読書用のピンライト。

そしてベッドから街中の動きをライブで見せてくれる大きな窓。その窓を素敵に飾る遮光カーテン。。どれ一つ取っても一流ホテルと遜色ない。(ホテルカフェでコーヒー経験しかないけど想像はできる)

しかも、中級ホテルまでしか体験したことがない私が言うのもなんですが、きっと一流ホテルでも、エアコンの調整がピタッと希望に合う所は少ないと断言したい

ホテルの部屋

この衝撃は《コスパ》《予想外》《ハイクオリティー》。。知る限りのすべての言葉を吹っ飛ばした〰〰

私は初めて味わう、新しい感動に満たされながら、深い眠りへと落ちていった。

始まりの場所

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