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# 24 マカッサル、 アッ取れた!


「生徒からもらったんやけど、美味しいから食べてみて!歯に詰まりやすいから気をつけて。」

面白い~、現金のボーナス付きスナック菓子なんて!

小さいカプセルケースにクシャクシャって入った20円札、不思議~

うんうんおいしい(^~^)あらっ、早速左奥歯に挟まった~。

歯間ブラシ~!ぐりぐりぐりぐり。。取れた!。。詰め物

昨年8月、日本を発つ数日前、左奥歯の詰め物が取れ歯医者さんへ走った。

「もう新しいのに作りかえましょうね」と言われたけど、無理を言って『再再再再接着』をお願い。

「じゃあ、また外れてしまったら現地の歯医者さんに相談して下さいね!」
「はいっ!」という会話をすっかり忘れていた。

ラオスでの入院経験以来、海外旅行の際に気になるのが「病院」

保険に入っていても、何かが起こった時には、例え風邪でも熱発したり咳がひどくなったら、このご時世だから心配。

けど、何処の病院へ行く?

やっぱり言葉が通じる所!
入院するならなおさらのこと、居心地が良さそうな病院。

マカッサルには病院もたくさんあるけど、英語で大丈夫かな?

散歩しているとあちこちで『Dr.~』の小さいクリニック看板が目に入るし、ロサリビーチには大きな総合病院もある。

バリ島にもあって、国際病院として紹介されているシロアム病院。

ロサリビーチ側、すばらしいロケーション

日本語のネット案内もあり、立派なホテルのような建物にも安心できるし、何かあったらこの病院と決めている。

実は、歯医者さんも決めている。

ご近所歯医者さんだけでも3つあるけど、1つは総合オフィスビル中、あとの2つはプチホテル風オシャレ歯医者さん。

歯医者さんが多いと安心する~?!

"詰め物"の件はすっかり忘れていたけど、大牟田では2ヶ月毎にやってもらっていた"歯のお掃除"をマカッサルでもできないか?

と、思っていたところ、わが家ホテルから1番近い、和食『甲斐』の隣、『サクセス・デンタルケア』から出てきた中国人らしいご婦人がレクサスに乗って帰っていくのを見た。

「歯医者さんの料金はどこも決まっているはずだし、レクサス級の患者さんが行く所には"いいドクター"がいるはず!日本へ帰る前に一度チェックしよう!」と決めていた。

詰め物"が取れてチャンス到来!

海外で歯医者さんは初めてだから、ワクワク~
いざ、『サクセス・デンタルケア』へ。

ドアが開くとまず「ココニ アシヲイレテ カカトヲヒイテ クダサイ」スリッパの代わりに靴カバー装着。

受付壁のスクリーンには癒し系ミュージックと大自然の風景、歯医者さん独特の臭いも音もない、やっぱりプチホテルのよう。。

ミネラルウォーターと『ヘルスヒストリー』『デンタルヒストリー』の質問用紙が渡され記入。

ゲー、質問多すぎ~!「ワカラナイ タンゴガアルカラ オシエテー」と、スタッフと一緒にやったら楽しかった~ 

上品な優しい声のスタッフが聞き取りやすい英語で対応。

そういえば、このところ英語をよく使っているよ~な?!

わが家ホテルでも新しいスタッフ2人は英語が上手だし、カフェレストランでも銀行でも、英語が話せるスタッフがいるよね~

だから?
最近、何かとてもコミュニケーションが楽になった気分。

サクセス歯科は予約制らしく、20~30分待って、治療が終わった患者さんが帰ると、ヘアーキャップを渡され、これまたホテルのような廊下の1番手前の扉へと案内。

清潔感あふれる歯科医院

扉が開くと真っ白な部屋の真ん中にある治療ベッド?へ。大学出たばかり?と思わせる"若き歯科医師"にちょっぴり不安を抱きながら、ベッドに座る。

。。柄が短いオレンジ色のゴーグルみたいなのを付けられ、ドクターの質問に答える。

そして、「マズワ ハノ シャシンヲ トッテ、ゼンタイヲ チェック シマス」ドクターはテキパキとペンカメラで歯1本1本の写真を撮って、スクリーンに映し出し、詰め物が取れた部分や気になる部分を説明。

「ツメモノワ アタラシク ツクリカエマショウ!」
結論早っ!!

私は慌てて
「アト 2カゲツホドデ ニホンエ カエルノデ、 ムリニデモ セッチャクヲ オネガイシマス!」

「ソウデスカ? ジャア ヤッテミマショウ!」

「チリョウヒワ 5,000円 デス。ゴリカイ イタダケタラ ココニ サイン オネガイシマス」治療ベッドに寝たまま、タブレットにサイン、すぐに作業?

治療が始まり、しばらくしてベッドが起こされた。。。
接着剤の臭いはしなかったんですけど、終わったの?

「イワカン ナイナラ、シュウリョウ デス。ミギ オクバ ジョウゲノ シニク ニ スコシ モンダイガ アルノデ、ニホンエ カエッタラ チリョウ シテ モラッテ クダサイ」

写真を見ながらドクターの説明。
まだ出血はしていないけど、歯肉炎になりつつあるらしい。

ハッキリと映し出されたその部分は、なるほど、少し赤みがかっていた。

36歳の中国人ドクターは、その歯肉炎になりそうな部分は、加齢や磨き方が悪いからではないと強調してくれたんだけど。。

。。単純な頭の中の、中国人に対する偏見が無くなった気がした。

『再再再再再接着』してもらった"詰め物"は今日もいい調子!

。。謝謝

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