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# 25 マカッサル、 日本語の行方?


「ハサヌディン大学、日本語学科の先生たちに空手と茶道を見せて欲しいってよ~」

マカッサルには学校も沢山あり、教育環境にも驚くばかり!しかも、国立大学に日本語学科があるなんて!(けど、日本語教授は全員インドネシア人!)

英語はずっと以前から世界の共通語として、このマカッサルでも、中国の脅威の前に中国語の必要性を感じながらも、決して揺るがない国際語として求められている。

高校、大学、専門学校ではもちろんのこと、ひいては、すべてが英語で進められるインターナショナルスクールも存在する。

日本国内でさえも国際人を育てるためにと、あちらこちらで増えているらしいね~。(情報では密かに巨大チャイナマネーが動いているらしい。。日本でもこのマカッサルでも!)

以前、孫たちが海外に興味を持った時のためにと、マカッサルのインターナショナルスクールをチェックするためGoogleマップで探したことがある。

中国人のために建てられたという新しく立派なインターナショナルスクールはすぐに見つかった。

けど、イギリス人が校長先生らしい学校を探しても該当するはずの場所には建物がなく、その辺の人たちに英語が通じるはずもなく、すっかり諦めていた。

わが家ホテルの朝食バイキングレストラン

が、ある日の朝食バイキングで(泊まり客が多い時は部屋食ではなくレストランでのバイキング)テラス席に座っていると、わが家ホテルの右隣のビル前に停まった車から、子供たちが何人もそのビルの中に入って行くのが見えた!

しかも、明らかにインドネシア人ではない子供たち?!エッ?!もしかしたら。。

外壁にある古そうな、日焼けして目に入ってこないほど文字がうすーく、あせてしまっている看板には、よーく見てみると『ケンブリッジ方式インターナショナルスクール』インディペンデント・スクールとある!

あんなに歩いて探し回ったのに、あなたはこんな近くに隠れていたなんて!!

いつも頑丈そうな大扉と鉄格子門で目隠しされ、私たちの活動時間じゃない、子供たち送迎の短い時間だけに開けられるというセキュリティにしっかりと守られた学校だった!

想い描いていたインターナショナルスクールのイメージとは違うけど。。

何かの時のために、すぐに校長先生を訪ねご挨拶を。

40代?イスラム姿のお綺麗なインドネシア人の校長先生。コロナで帰国した家族が多く、まだ賑わいが戻らないと悲しげだった。

さて、マカッサル空港の正式名はハサヌディン国際空港。

17世紀の英雄の名前で、22歳の若さでゴア王国(マカッサルのルーツ)の王位継承をしたらしい。

ハサヌディンと言えばマカッサル王という訳で、空港の周りだけでなく、政府機関の建物名にもよく使われるらしく、国立大学もそのごとく。

マカッサルには私立まで合わせると10?以上?の大学といくつかの専門学校がある。

この大学には日本語学科はない

ハサヌディン大学はマカッサルでNo.1の、1955年にインドネシア大学から独立した国立大学。

MIOが住んでいる地域は大学通り

九州大学、京都大学、熊本大学などなど、日本の提携国立大学との交流で、コロナ前までは日本からの留学生も多かったらしい。

文化学部日本語学科を有し、8つの言語専攻のうち、日本語は英語に続く2番人気だそうで200人以上の在学生を誇る。

高校に目を移すと『日本語熱』はより高く、MIOの学校も含め日本語コースを持つ高校は多い。

ただ日本人の先生がいないため、他校からの依頼で、MIOは出前授業に行くことがある。

行った先では、一人でも多くの生徒にチャンスを!と、突然体育館に集められた100人以上の生徒たち+先生たちを、いっぺんにまとめて授業を進めなければならなかった時には"死んだ~!"ようだった。

高校生たちは日本の同世代がやっていることに興味があり、何でも同じようにやってみたい。。らしい。

だから、日本語の勉強も、日本文化紹介クラスも熱心だけど。。

着付、折紙、切り絵、習字、空手、茶道など‥日本の若人たちが"やっていること"として捉えてやっているのかな~?

水を差したくないから聞けないし。。不思議~『ジャパンLOVE』

『ジャパンLOVE』クラブと呼びたい!

英語は将来の職業を左右し、就職に直結していくけど、日本語はどこにつながっていくのかな~?

日本へ行っていろんな技術研修?

老人介護施設の介護スタッフ?

数年経って帰って来ても日本語を使うチャンスがないから、その内に忘れてしまうの?

それでも、日本へ行ったというだけで自慢だし、自分たちの親戚や知り合いが日本へ行ったことがあるからと、すぐにスマホを取り出し、話して!とばかりにそのスマホを渡される。

スマホの向こうではたどたどしい日本語で「もうわすれたけど・・」と嬉しそうで、なかなか話を終了できず、それを見ているスマホの持ち主はもっと嬉しそうなので、ますます切れずに困った経験が1回、2回のことではない。。

『ジャパンLOVE』

インドネシアは資源大国であり、若い豊富な労働力の活用で、今後10年の内に"世界経済トップ10"に入るという世界銀行の試算らしい。

そして、環境問題を第一国策に揚げ、2040年までに二輪車を、2050年までには販売される自動車を"全てEVとする"と発表したらしい。

チャンスを逃さない中国は、安価なEVで"日本車神話社会"を切り崩しにかかっているよ~!こわ~~~い!

トヨタさん!ホンダさん!どなたかEV車を作っておられる方!マカッサルはビジネスの超穴場ですよ~!!

ここに一刻も早くEV工場を作って、日本車社会を守って下さい!
私に出来ることなら何でも、ボランティアでやりますよーー!!

そして、マカッサルに溢れる"ジャパンLOVE"に応えるべく
『令和の日本人伝説』を作って下さーーい!!!

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