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ガルバリウム鋼板って何?メリット・デメリットを解説

ガルバリウム 鋼板は、1972年にアメリカの製鋼会社ベスレヘム・スチールが開発したアルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板の名称です。
日本国内ではガルバ、ガリバリウム、ガルバニウムと呼称される場合もあります。日本工業規格 では、JIS G3321で規定されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0

ガルバリウム鋼板とは、アルミニウムと亜鉛を主とした金属板の一種で、主要な屋根材の一つです。

ガルバリウム鋼板は、アルミニウム55%/亜鉛43.4%/シリコン1.6%で構成されており、アルミニウムの耐食性と亜鉛の防食作用により、20年以上の長期にわたり錆を防ぐことが可能な材質のようです。
ガルバリウム鋼板をはじめとする金属屋根(鋼板)は、現在屋根材として、特にカバー工法の現場でよく利用されている材質の一つです。

亜鉛めっき鋼板の犠牲防食機能とアルミめっき鋼板の長期耐久性を合わせ持つため、特に酸性雨に強い。

海岸地域
トタン 耐用年数:5~10年
ガルバリウム鋼板 耐用年数:10年~20年

ガルバリウム鋼板は錆びますし、メンテナンスが全く不要ではありません。
ガルバリウム鋼板を使っても断熱性能は上がりません。

熱反射率に優れる
トタンと比較して、太陽熱の日射熱反射率が高く、特に夏季には表面温度・屋内温度を抑制することができます。

建材として一般的に普及した鋼材は、「溶融亜鉛めっき鋼板」通称「トタン」でした。
高い耐食性を発揮するのは中性の場合であり、酸性、アルカリ性いずれかにPHが流れていくと、亜鉛の腐食速度が速まる傾向にあります。
そのため、溶融亜鉛メッキの標準的な耐用年数は決して高いものではありませんでした。

ガルバリウムはメンテナンスフリーですという事業者がいますが、間違いです。
そもそも、メンテナンスフリーという外壁材は存在しません。
必ず何らかのメンテナンスは必要で、素材によって必要メンテナンス頻度が異なるだけです。
もちろん、耐久性が高いとはいえ、ガルバリウム鋼板であっても、定期的にメンテナンスを行う必要があります。(10年~20年でメーカーや素材によって異なる)

また、ガルバリウム鋼板はその特性上、汚れなどが付着しづらいため、塗装乗りも悪くなります。経験値の浅い業者がガルバリウム鋼板の塗装を行う場合、塗料の定着が甘くなることがあり、わずか数年で剥がれ落ちることがあります。

このように、ガルバリウム鋼板の再塗装は難易度が高いので、これもコストアップの要因となります。

赤さびと白さび

表面の傷から鋼板が錆びる現象が「赤錆び」です。

赤錆びはガルバリウム鋼板に深い傷ついた場所で発生する錆びです。外壁に傷が入らなければ基本的に発生しません。

しかし、外装材として使用するからには、モノが倒れたり、車に当たった石が飛んできたりと、日常生活中に必ずといってよいほど表面を傷つけてしまうことがあります。そもそも、施工中に傷がつくことも多いので、ガルバリウム鋼板の外壁などは特に施工中の養生などに神経を使う必要があります。

潮風が吹く海岸周辺や、高温多湿地域で発生するのが白錆びです。

白い無数の斑点が表面に発生する現象で、表面めっき層に含有した亜鉛が酸化して表面に出てきたものです。シュッとした印象のガルバリウム鋼板にとっては、美観的には看過できない厳しい現象と言えます。

また、高温多湿な部位で発生するため、庇の下や、北側の軒天など日当たりが悪く、一度濡れると乾きにくい場所に白さびは発生しやすくなります。この白錆び対策として、ガルバリウム鋼板を外壁に使う場合は、軒の出の無いシャープな外観にする場合が多いのですが、軒の出を削除した結果、白錆び対策となる反面、雨仕舞い(雨漏りのリスク)は向上してしまうため、雨仕舞に対する高い知識と、高い施工精度が要求されます。
(雨漏りの無い軒ゼロ住宅を作るには、相当な経験と対策コストが必要となります。)


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