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Wordpress高速化の方法を徹底解説!

「Wordpressの高速化が重要と言われても、具体的な内容がわからない…」と悩んでる方も多いのではないでしょうか。

Wordpressの高速化は、検索エンジンでユーザー満足度の向上を計るためにとても重要な内容で、直接的なSEO対策にはならずともサイト運営していくうえでとても大切なポイントの1つとなります。

また、Googleからの公式発表で2021年6月から2022年3月にかけてモバイル版・PC版のリリースが完了したと発表があったのが「ページエクスペリエンスシグナル」です。

この「ページエクスペリエンス」の内容には「サイトのページ表示速度」も含まれているため、上位表示を目指すためには、Wordpressの高速化を検討する必要があります。

今回、こちらの記事でわかることはこちらです。

  • Wordpressの高速化をやるべき理由

  • Wordpressの高速化はSEO対策になる?

  • 表示速度の低下要因と具体的な改善方法

  • ツールを使ってサイトの表示速度を確認

上記の内容をしっかりと理解して改善することで、ユーザー満足度の高い素敵なサイトになりますよ。

ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。

Wordpress高速化をやるべき理由


SEO対策にもなるといわれている「Wordpressの高速化」ですが、具体的に何故改善しなければいけないのかわからない方もいらっしゃいますよね。

改善することでおこるメリットをしっかりと理解したうえで、Wordpressの高速化に取り組むことで目的が明確になりサイトのユーザビリティ向上に繋がります。

それでは、Wordpressの高速化をやるべき理由を説明していきましょう。

ユーザー離脱率の低下

サイトを開いてメインコンテンツが表示されるまでの速度はユーザーの離脱率に影響するといわれているとても重要なポイントです。


出典:Web Vitals

上記の図でわかる通り、Googleからの評価では表示までに「2.5秒以下」が良好とされ、「4秒以上」が不良判定となるため改善が必要となるでしょう。

ただし、あくまでもGoogleからの評価であり、ユーザーの離脱率は下記の図の通りとなります。


出典:モバイルページの速度に関する新しい業界ベンチマーク - Google で考える (thinkwithgoogle.com)

メインコンテンツの表示までに「6秒以上」かかってしまうと、ユーザーの離脱率が100%を越えるというデータがでています。

時間をかけて作成したコンテンツが表示される前にユーザーが離脱してしまっては、何の意味もありません。

ユーザーの「このサイトを見たい」という意欲を低下させないためにも、サイトの表示速度の最適化は必須といえるでしょう。


ユーザー満足度の向上

上記で説明した「ユーザー離脱率の低下」から読み取れるように、サイトの表示速度はユーザー満足度に直結するといっても過言ではないでしょう。

「コンテンツ内容以外でユーザーが体験する質の高さ」をGoogleが重要視している背景から、サイトの表示速度を含め、ユーザーが使いやすいサイトを目指すことが上位表示への大きな1歩となるでしょう。

どんなにSEO対策をしても、ユーザーが使いにくいサイトではユーザーファーストなサイトとはいえません。
離脱されないためには、サイトにアクセスしたユーザーのストレスを少しでも減らすことがとても重要です。

ユーザビリティ向上の一部としてサイトの表示速度を改善することは大切なポイントとなるでしょう。


Wordpress高速化はSEO対策になる?


Wordpressの高速化をやるべき理由がわかりました。

「ユーザーの離脱率低下を目的にするのはわかったけど、SEO対策になるの?」
「サイトの表示速度の改善はSEOにどう影響するの?」

そんな疑問をお持ちの方のために、Googleの公式発言を交えて徹底解説していきましょう。

上位表示を目指すためにとても重要な要素となるため、ぜひ参考にしてくださいね。

ページエクスペリエンスの要素に当てはまる

Google公式から2021年6月にモバイル版、2022年3月にPC版のリリースが完了したと発表があったのが「ページエクスペリエンスシグナル」です。

ページエクスペリエンスシグナルとは、アクセスしたユーザーが「サイトが提供している情報以外で体験する質の高さ」をさしています。

Googleが提示しているページエクスペリエンスの指標の1つに「LCP:読み込み速度」があります。

検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する答えを見つけたいと考えています。研究によると、ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけています。
引用:ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します  |  Google 検索セントラル ブログ  |  Google Developers

上記のGoogle公式発言から読み取れるように、ユーザーとGoogle両者からサイトの表示速度を重要視されていることがわかります。


コンテンツ内容も重要

Google公式がサイトの表示速度を重要視していることがわかりましたが、もちろんそれだけを改善すればいいわけではありません。

ページ エクスペリエンスの構成要素はすべて重要ですが、ランキングでは、ページ エクスペリエンスの一部の要素が平均以下であっても、総合的に優れた情報を含むページが優先されます。
引用:より快適なウェブの実現に向けたページ エクスペリエンスの評価  |  Google 検索セントラル ブログ  |  Google Developers

上記のGoogle公式発言で、ページエクスペリエンスだけに力をいれてサイト設計を見直しても、そもそものコンテンツ内容が劣っていては上位表示を狙えないことがわかります。

どこまでいってもユーザーを第一に考えたサイト設計は「ユーザーが求めている情報を適切に提供できているか」にあると考えていいでしょう。

SEO対策を意識するのであれば、サイト全体の使いやすさに加え質の良いコンテンツを提供しつづけることが上位表示に繋がります。

結果的にSEO対策に繋がる

SEO対策としての効果をGoogleの公式発表を交えながら解説してまいりました。
ページエクスペリエンスの「LCP:読み込み速度」を改善することでサイトのユーザビリティ向上へ繋がり、サイトの評価をあげるための要因となります。

質の良いコンテンツを発信しているということを大前提にすると、Wordpressの高速化は結果的にSEO
対策となる重要なポイントです。

これから説明するWordpressの高速化の具体的な改善方法を実践して、ユーザーファーストなサイトを構築していきましょう。

表示速度の低下要因と具体的な改善方法


それではWordpressの高速化するにあたっての、表示速度の低下要因と具体的な改善方法を解説します。

表示速度が落ちている原因をしっかりと見極めた上で改善していくことが大切です。

Wordpressでは高速化するための便利なプラグインも多数あるので、ぜひ参考にしてください。


画像の容量が大きすぎる

考えられる要因の1つとして「画像容量が大きすぎる」ことが考えられるでしょう。

不要な画像を削除して、残した画像は容量を軽くしてあげることでサイトの表示速度の改善に効果的です。

Wordpressでは、プラグインで自動的に画像を圧縮して適正化することができます。


EWWW Image Optimizer はプラグイン導入後は設定しなくても追加した画像を適正化してくれます。

とても便利なプラグインなので是非活用してくださいね。


CSSやJavaScriptを最適化

サイト作成時に使うCSSやJavaSuriptに情報を入れすぎることで、サイトの表示速度が落ちている可能性もあります。

必要のないCSSやJavaSuriptを削除するのも1つの手ですが、こちらもプラグインを導入することで簡単に改善することが可能です。


Autoptimize はCSSやJavaSuriptを個別に圧縮することが可能で、サイトの表示速度を改善するためにとても便利なプラグインです。

ただし、レイアウトが崩れやすいデメリットもあるようなので、導入した際は確認しながら慎重に作業を進めてくださいね。

また、JavaSuriptに情報が多いと処理時間が長くなり、サイトからユーザーへの反応が遅くなってしまいます。

Google公式からのページエクスペリエンスの中に「FID:読み込み速度」という指標があります。

ユーザーがサイトにアクセスしてアクションを起こしてからコンテンツが反応する時間が「100ミリ秒以下」が良好とされていて、ユーザーの待機時間を減らすことが大切です。

アクセスしてくれたユーザーのストレスを減らして離脱率を低下させるために、ユーザーがアクションをおこすまでJavaSuriptの処理を始めないようにできるプラグインがあります。

プラグインを使用してコンテンツ内の画像の読み込みをあえて遅らせることで、ユーザーからのアクションへの反応速度を高めることが可能です。


Flying Scripts はダウンロードさえすれば、JavaSuriptの処理時間を遅らせることができます。

閲覧しているユーザーがアクションを起こすまでJavaSuriptを読み込まずに待っていてくれるため、ユーザーの待機時間を減らすことが可能となるでしょう。


キャッシュを導入する

キャッシュとは一度読み込んだページを保存しておくことをさします。

キャッシュ化のプラグインを導入すると再度同じページを開いたときの表示速度があがり、ユーザーのストレスを減らすことができます。


WP Fastest Cacheは日本語対応なうえに設定がとても簡単でわかりやすいです。

導入することで表示速度の改善に大きく役立つので、是非ダウンロードしてみてくださいね。

ツールを使ってサイトの表示速度を確認


それでは、Wordpressの高速化を改善したところで、実際にツールを使用してサイトの表示速度を計測してみましょう。

SEO対策をしていくうえで、とても便利なツールなので是非ご活用くださいね。

Google Search Console

Google Search Console (グーグルサーチコンソール)はGoogleの公式ツールで無料でサイトの表示速度を計測してくれます。

計測結果で「不良」が出てしまった場合は、ユーザーの離脱を防ぐためにすぐにでも最適化をしましょう。
「良好」「改善が必要」の判断結果がでるまで、改善を検討することがSEO対策をするうえで重要となります。
 
また、表示速度だけでなくSEO対策に必要な「キーワードの掲載順位」「被リンクの獲得数」なども見れるためとても便利です。

 Page Speed Insight

PageSpeed Insights (ページスピードインサイト)は、モバイル版・PC版の両方の「ページ表示速度」を計測してくれるツールです。

Googleが提供している無料ツールで、検索窓にサイトのURLを貼り付けるだけで、とても簡単に計測してくれるのが特徴。

「改善できる推定時間」「各ページの表示速度」「改善するためのアドバイス」など、とても細かいところまで確認できるため、Wordpress高速化を検討している方には必須ツールとなるでしょう。


まとめ


今回はWordpress高速化について説明してまいりました。

サイトの表示速度をあげる理由や、SEOへの効果などを理解した上でWordpress高速化に取り組めばとても良いサイトが構築できるでしょう。

サイトの表示速度を計測してくれる無料ツールを上手く活用して、最適なプラグインを使用して高速化することでアクセスしたユーザーの満足度は確実にあがります。

ユーザーの待機時間を出来るかぎり減らしてストレスを感じさせないことで、最後まで見てもらえるコンテンツとなります。

時間をかけて作成したコンテンツを最後までユーザーに閲覧してもらえるよう、Wordpress高速化には是非力をいれてみてくださいね。


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