練習:結果を出したいなら基礎練習も継続しよう(第60号2024/4/5)

こんにちは。インストラクターChiakiです。
今回のテーマは基礎練習です。

基礎練っておろそかになりがちですよね。
上達してくると練習メニューも多くなるし、目指したい&求められるレベルも上がるので、つい、直近に迫ったことの練習に時間を割きがちですが、できればどんな場合でも基礎練習は毎回取り入れたほうが結果につながりやすいと思います。

ちょうど先日見ていたテレビ番組でも、体操界のレジェンド、内村航平さんが強豪校の生徒たちに期間限定で体操指導をされていましたが、徹底的に基礎練習に時間を割いていました。

体操の基本は倒立や着地などいくつかあるようで、倒立についてはどの種目にも共通の姿勢、そしてその基礎がしっかりできていないと次の段階のスイング倒立(身体を前後に振って一気に倒立姿勢になる動作)も上手くできないということを説明されていました。

NHK BS『奇跡のレッスン~男子体操 内村航平 美しい演技は 突きつめた基本の先に』より

さらに学生たちに

「倒立1分を自然な呼吸でもできるくらいにやる、中国の選手は10分やっている。試合会場でもやっている。」

「若いと勢いでやりがち、感覚でやりがちだけど試合の緊張した場面だと以外とズレる。だけど感覚を言語化することで対処法が見つかる」

NHK BS『奇跡のレッスン~男子体操 内村航平 美しい演技は 突きつめた基本の先に』より引用

と、伝えていました。

身体が器用に動かせる子はとくにですが、慣れてくると段階を踏まずに最終的な動作・動きになりがちというのはよくあることだと思います。
パーソナルトレで実施しているトレーニングでも、慣れてくるとショートカットしてしまうことで正しい姿勢でできていない子もけっこういます。

どの競技も、試合での動き・大会で披露される演技など、ほとんどのことは基本姿勢からの積み上げで成り立っているので、基本姿勢・基本動作が崩れていなければ、試合で大崩れすることもあまりないと思われます。

裏を返すと、基礎練習がきっちりできていればスランプを防げると思います。
スランプに陥る前に、立ち返るポイントが分かるからです。

基礎練習の意義については、ホームページの記事で詳細に解説していますのでよかったらこちらも参考にしてみてください。

4月になるとクラブチームや部活に新メンバーが加わるので、基礎練習をする機会も多いと思います。慣れている子でも、基礎練習を見直せる機会なので、ぜひ改めて取り組んでもらえたらと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。