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#5 自分の想いと仕事の関係性

働くこと、仕事をすること、については長らく悩んでいました。

いや、今でも悩むし、きっとこの先も解決することのない悩みだろう、と思っています。


スタジオを運営する前までは、普通の会社員.。20代の頃は、将来自分が自営業を始めることなど全く考えてはいない、ずっと会社員としてやっていくのだろうと、おぼろげに思っていました。

30代になり、働き方や仕事内容を考えて何度か転職、その後、2016年に独立してから2年間は自分の立ち上げた事業に専念していました。

現在は、いくつかの仕事を平行しながらスタジオを運営しています。


スムーズに成り立つ仕事、浮上の兆しが見えない仕事、その違いはなんだろうか・・と、この疑問は頭の片隅にいつもあります。


そこで、私の個人的な想いと仕事との関係性を整理してみました。
といってもまだ整理しきれていないので暫定的ですが図にするとこんな感じ。

あくまで私の個人的価値観です。

仕事が成り立つ前提として「需要があること」。
その前提に対して、自分が働くときに重要な価値基準(好き・得意・関心が強い)をあてはめました。

なお、ここでいう「仕事」は職種や業界、立場(肩書き)、手法という意味だけでなく、関わる人の特性や雰囲気などの感覚的なものも含めた、「仕事」全部に関わることを意味します。ま、ざっくりしてます。


①好きで得意な仕事でニーズがある:一時的ならOK、長くは続かない仕事

たとえば、いま私は、スタジオの運営とは別に、会計関連の仕事を平行しています。業界が少し特有で、日本と米国の会計基準をある程度理解していないとできない部分もあります。私にとって会計領域の仕事は嫌いではないし、得意だけど、興味や関心がありません。

正確にいうと、学生のときはとても関心があった分野で、会社員としても会計領域はある程度のキャリアがあります。

でも、数字は結局、事後のことなのでおもしろみを感じないんですよね。決算の数字を作っているのは、事業を作り、売ってくれたひとたちであり、彼らの成果。

経理屋がやれるのは、過去の数字を分析したり、資金を引っ張る手助けでしかない。


②好きで得意で関心が強くニーズもある仕事:理想!!

これは理想的な仕事です。自分のやりたいことがストレートに需要を掴めるならこんなにいいことはない!

時々、パワーポイントでの提案書の作り方をマンツーマンで教えていますが、その仕事はここにあてはまるかも。

コンサルティング会社にいたのでパワーポイントで提案書を作ることが日常茶飯事でしたし、提案先の業界研究をしたり、プレゼン練習とかも割と好きで関心が強い。

そして、パワーポイント操作という意味だけでなく、提案書そのものの作り方に悩んでいるひとも結構いて、それはつまり仕事の悩みでもあるので、需要があるんだな、と感じています。


③好きで得意で関心が強いけどニーズを取り込めない:現実はこちら

好きで得意ですごく関心も強いのにニーズがないと苦しい思いをすることになります。「好き+得意」なだけのほうがむしろ、ストレスなく働ける。

需要があるということは当然、競合がいる。需要がなければ潜在ニーズにアプローチして掘り起こすことが必要。

関心が強いだけに「需要」を意識することを忘れて、自分の関心だけを追求してしまう可能性も否めません。

私がいま自分で立ち上げている事業はまさに今、ここなのかなぁと感じています。スタジオの運営以外にも、企業向けの研修や健康経営のサービスもあります。

ニーズにガシっと合うお客さんに出会えたときは、スムーズに進みますが、そういうことはまれなので、③のルートをたどっている状態です。


よくよく考えれば、会社員として働いていた環境は①のルートにいたのかもしれません。それをずっと続けていくことに悩みはじめ、うっかり独立しちまったわけです。

でも、まぁ、それで良かったかな。

関心がないということは成長のきっかけを掴むのも難しいし、チャンスにも気づけないと思うので。


もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。