身体の成長:過度なダイエットは絶対に避けるべき(第46号2023/11/15)

こんにちは。インストラクターChiakiです。
今回のテーマはダイエットです。

スタジオのパーソナルトレーニング受講者は審美系競技をしている子が多いこともあって、身体の成長と栄養管理について関心を持っている生徒・保護者と接する機会もあります。

最近でこそ、女性の無理なダイエットや低体重は骨粗鬆症のリスク、生理が止まるリスクなどについて有名アスリートが啓発的な発信をしてくださってるので以前よりはリスクについて知られることが増えたと思います。

ですが、頭で理解していても、実際に自分の身体が変化してきてパフォーマンスが上がらなかったり、チームのコーチから体重や体型について指摘されたりすると極端なダイエットに傾いてしまう傾向にあるようです。
実際、パーソナルトレを体験いただいた学生のなかにも「朝はフルーツとヨーグルトだけで、夜はサラダと・・」という明らかに偏った栄養素の食事を実践している話も耳にします。

ダイエットというと、どうしても「カロリー」ばかりを意識したり、重量の少ないもの・かさばらないものを摂取しがちですが、そうした食生活の継続では一時的に体重は落ちても再び戻ったり、消費エネルギーより極端に少ない摂取カロリーでも体重が落ちない状態が続いてしまうリスクがあります。

審美系競技者の栄養調査をしている研究論文を確認すると、消費エネルギーより600kcalも少ない摂取エネルギーの食生活を続けているにも関わらず体重が落ちなくなってしまっているという調査結果もあるようです。(詳細は下記リンク先の記事をご参考ください)

重量やカロリーを極端に下げる食生活は、栄養バランスが当然崩れます。たとえば糖質の代謝を促すビタミンB1、B2の摂取がなければどんなに動いても代謝が促進されずエネルギー不足で良いパフォーマンスを出せないですし、その代わり身体に必要な脂肪分として蓄積されたままになります。

最近では、ダイエットに関する情報も以前のような偏った内容ではなくなってきているように思いますが、減量を考えている児童・学生を持つ親御さんはぜひ接する情報源に気をつけていただけたらと思います。

そのほか、生活習慣も含めて少し気をつけておいたほうが良いことをこちらの記事にまとめていますのでよかったら参考にしてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。