見出し画像

コミュニケーション:練習中の子どもへの声がけ、ほめるとおだてるは別次元(第5号2022/9/25)

こんにちは。インストラクターChiakiです。

今日のテーマは「ほめること」です。

わたしのレッスンやパーソナルトレーニングでは、受講者が大人でも子どもでも、基本的にほめることが多いと思います。
思います、というのは、自分ではさほど「褒めている」認識ではないのですが、お客様からは「先生はたくさんほめてくれる」と言われることが多いです。

自分の行為をもっとも正確に表わすなら「できていることを逐一、受講者に伝え続ける」という表現になるかな。

なぜそうしているかというと、トレーニングをしている本人に「できるようになったことは何か?できていない部分はどこか?」を正しく認識してほしいからです。


児童・学生の場合はとくに、競技スポーツの指導者が厳しいタイプの先生だと「全然できていない!」と、課題にばかり言及する先生が多いように感じます。
より上位を目指す子や常に競争の世界では、それくらいの厳しさは、まぁ仕方ないのかなとも思います。
ただ、「全然できていない」=「全然ダメ」とは思ってほしくない

パフォーマンスを上げるには、結局のところ、どこが課題なのかを自分で分かる必要があるし、そのためには、できていることと/できていないことの区別を自分で理解する必要がある。
この区別があやふやなままに、何も考えずにひたすらに繰り返すだけの非効率な練習をしたり、それが行き過ぎればオーバーユースでケガしてしまったりというリスクがでてきます。


ちなみに、「だんだんできるようになってきたね」と声をかけたときに、「たしかに以前とかなり変わりましたね!」という反応をする保護者の児童は、目標に到達しやすいです。
それは、褒められて嬉しいというモチベーションだけでなく、どちらかというと、「できるようになるためには」という改善点を保護者も一緒に考えてコミュニケーションをとるようになるので、児童自身に「考えて練習する、練習を振り返る」という習慣が身についてきているのが一番大きいです。

考えて練習する習慣が身につくと、わたしが指摘したことにも「自分の感覚ではこういう感じがした」と、返してくれるので、より的確な改善ができてて良いスパイラルになります。


パフォーマンスアップを目指すなら、ぜひ、「できていること」を伝え続けてみてください。おだてる必要は決してないです。
以前と比べて「できるようになったこと」を子どもに認識してもらうのが目的です。

最後までお読みいただきありがとうございました。


◎今週のやってみよう!

今回のトレーニングは体幹バランスを鍛えます。慣れてきたら動画のように音楽に合わせてみると楽しいですよ!

【スターエクスカージョン アレンジトレーニング】

メルマガ#5

①図のように8方向に目印となるものを置く。タオルやぬいぐるみなどなんでもOK(紙テープや薄い布で線を引くのも可)
②8方向の真ん中に立ち、手を腰にあてて右足を正面→右前方→右、右後方と時計回りに足を動かしていく。
③左後方と左へ足を出すときは左足の後ろを、左前方に出すときは左足の前を通す。(左足を動かすときはその逆)

ポイントは、足を出すときにグラグラしないように体幹で支える感覚を持つ。動画では手を左右に広げていますが、手の位置が、腰→左右に広げる→両手を上げる、の順でむずかしくなります。

両手を上げると重心が少し上がるのでおへその上あたりに力が入る感じです。


※もし「この記事なんか良かったな」と思ったら♡やシェアいただけると嬉しいです。♡はログインしていなくても押せるみたいです★

もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。