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#97 やる気がないときにどう向き合うか

なにかに取り組んでいると必ず起こるモチベーションの低下。

モチベーションが下がるタイミングは取り組んでいることとか、その進捗とかによったり、人の性格などそれぞれと思いますが、「やる気が出ないな」「モチベーションが上がらない」という気持ちを感じたことは誰しも経験があるのではないでしょうか。

下がったモチベーションを取り戻すのってむずかしいですよね。自分のもそうだし、応援している誰かの気持ちを上げるとかも。


自分自身のチャレンジであれば、まだ何かしらの対策のしようがある、もしくは一度やめてみるという選択ができます。

しかし誰かを応援する立場のとき、たとえば、子どものやりたいことをサポートする親の立場だったり、後輩や部下を指導する側のときなど、自分以外のひとのモチベーションが下がっているケースではサポートする側はどういういことができるのか?


安易に励ましてみたところできっと違うのだろうし、「ちょっと離れてみよう」とアドバイスするのも違う・・?強気に怒るとか厳しいことを言ってみるというのも、人によっては奮起する場合もあるかもしれませんが、かえって悪い反応を引き起こすリスクもある。

「モチベーションは待ってて上がるものではなく、取り組むことで上がるもの」という考えもよく耳にします。わたし自身もそう考えるタイプなのですが、その考えは自分を鼓舞できても、他人も同じようにとはいかないですよね。

では、どうするのが良いのか。

わたしの考えとしては、他人ができることは本人にどうしたいのかを「考えてもらう」ように促すことくらいしかできないのでは?と思っています。

やる気を引き出すというより、自分がどうしたいのかを考えるように促す。
例えば、習い事をしている子どもを想定して考えてみると、

「練習したいけどやる気になれない」
「なぜ、練習したいと思うの?」
「うまくなりたいから」
「うまくなるというのは、具体的にどういうことだと思う?」
「○○ができるようになること」
「今のあなたの○○はどれくらいできているの?全くできていないの?それともあともう少しなの?」
「全くできていない、ちゃんとしたやり方がわからない」
「やり方がわかっていないなら、練習しづらいよね。やり方をまずはちゃんと確認しようか。」

というような感じで、相手がどの部分に引っ掛かっているか、何にストレスを感じているのかを会話しながら本人に気づいてもらえると、状況が変わる余地はあるのかなぁと感じています。

考えることに慣れていない子どもだと戸惑うだけかもしれませんが、それはそれで「考える訓練」をする良い機会かなとも思います。


ちなみにわたしは、モチベーションを待たずに淡々と取り組んで気持ちを上げていく場合と、先ほどのような会話を自問自答する場合と両方あります。

とくに分けてる基準はないけど、振り返ってみると、勉強系は淡々と取り組む方ですね。1日5分だけとかから再スタートしたり。それ以外は自問自答して、ストレスになっていることをできるだけ明確にしてそこをまずはクリアするようにしています。


最後までお読みいただきありがとうございました。

もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。